2009年7月10日 (金)

映画111・・・インソムニア

インソムニア(2002・アメリカ)

Photo_3 監督・クリストファー・ノーラン、出演・アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク・・

インソムニア・・不眠症

24時間太陽が沈まないアラスカのナイトミュートの町。17歳の少女の死体がゴミ捨て場から発見され、ロス警察からベテラン警部のウィル・ドーマー(パチーノ)と相棒のハップ(マーティン・ドノヴァン)が捜査の助っ人にやってくる。彼ら二人には、過去の事件に関して内部監察からの疑いが掛かっていた。ウィルは、海辺の小屋付近で目撃した犯人を追って、濃霧の中で発砲し、誤ってハップを撃ち殺してしまう。放心状態のウィルは罪悪感に苛まれながらも、それを告白することができない。そんな彼に、事件の犯人であるミステリー作家のウォルター・フィンチ(ウィリアムズ)から電話がかかってくる。フィンチはウィルに取り引きを持ちかけ、少女のボーイフレンドだった少年ランディ(ジョナサン・ジャクソン)をすべての犯人に仕立てようと誘い、ウィルは混乱する。しかしやがて、フィンチの家を地元の刑事エリー(スワンク)が訪ね、ウィルも交えて大乱戦になった際、ウィルはフィンチを射殺。発見した別の銃の薬莢(ウィルの9mm)を、瀕死のウィルにエリーが忘れようと言うが、踏み外すなと言い返したウィルは、安心して久しぶりの眠りにつくのだった。

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2009年7月 9日 (木)

映画110・・白い風船

白い風船(1966・イラン)

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監督・ジャファール・パナヒ、出演・アイーダ・モハマッドカーニ、モフセン・カリフィ・・

イスラム暦の大晦日。ラジエー(モハマッドカーニ)はお母さん(フェレシュテ・サド・オラファイ)に新年飾りの金魚を買ってくれとせがむが、うちの水盤の金魚と同じだと言って取り合ってくれない。市場の金魚は太っていてヒレが大きくて花嫁さんみたいに綺麗なのに・・お兄ちゃんのアリ(カリフィ)がお母さんと掛け合い、やっと買ってもらえることになった。大事なお札を金魚鉢に入れ、市場に走るラジエー。途中で寄り道して意地悪な蛇遣いにお金を巻き上げられそうになるが、相棒の小父さんがお金を返してくれた。ところが金魚屋につくとお金がない。来た道を探したら見つかるよと小父さんに言われ、親切な老婦人(アンナ・ブロコフスカ)も一緒に来てくれた。はたしてお札は道端の側溝の格子に引っ掛かっていた。ところがラジエーが駆け寄る直前にオートバイがその上を通り、お札は側溝に落っこちてしまう。親切な老婦人はすぐ側の仕立屋のバフティアリさん(モハマッド・バフティアリ)に頼んでくれたが、老婦人が行ってしまうとバフティアリさんは客との喧嘩に夢中でラジェのお札どころではない。とりあえず金魚屋の小父さんにはお金が見つかったと知らせ、小父さんは金魚をくれたが、お金が取れるまで預かってもらう。側溝のそばで困っているとお兄ちゃんが心配してやって来た。バフティアリさんは正月休みが終わって隣の店の人が帰ってきてから取ってもらえばいいという。お兄ちゃんは店の人の家を探しに行き、ラジエーは兵隊さん(モハマッド・シャハニ)に話しかけられる。彼には彼女と同じくらいの妹が二人いるが、お金がないので田舎に帰れないのだそうだ。今度はアフガン人の風船売りの少年が通りかかり、お兄ちゃんは彼が風船を繋いでいる棒を強引に借りる。最初は怒っていた少年だが、事情が分かるとお札をくっつけるためのガムまで買ってきてくれた。少年のおかげでやっとお札が取れた。兄妹は一目散に金魚屋に走っていく。後には白い風船の残った棒を持った、風船売りの少年だけがぽつんと残された。新しい年が明ける。

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2009年7月 8日 (水)

本65・・幸運の25セント硬貨

幸運の25セント硬貨・・スティーヴン・キング著

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☆なにもかもが究極的・・ピザの配達をしている19才の少年の生活が、ある日の電話で一変する。少年には不思議な力があり、奇妙な図形で直に接しなくても人を死に追いやれるのだ。週に70ドルを使い切る条件で、能力を活かすのが究極的でカッコイイと仕事を始めるが、次第に疑問を感じ・・案内人への、特別なラストのメールを送ることに・・

☆L・Tのペットに関する御高説・・L・Tが何度も仲間に語り、その友人が話の後を引き継ぐ。お互いへのプレゼントにペットを贈ったはずが、それを切っ掛けに夫婦仲に亀裂が生じ妻が家出。その妻が行方不明になり、生死をあれこれと類推していく・・

☆道路ウィルスは北にむかう・・ホラー作家が、ガレージセールで奇妙な絵に魅せられ買い取る。その画家は、他の絵を燃やし自殺していた。運ぶ途中、その絵の構図が変わっていき、絵の中の不気味な男が車で北に向かいながら殺戮を繰り返している事に気付く。崖の上から絵を投げ捨て家路を急ぐ。家に着くと、壁にその絵が・・暖炉で燃やし・・外に車のエンジン音が・・ベッドの上にその絵が・・絵の中では、家の前にエンジンをかけた車がドアを開けて・・「返品お断り」の商品だった・・

☆ゴーサム・カフェで昼食を・・ある日妻が家出し、離婚のためお互いに弁護士を立てることに。妻側の弁護士の選んだレストランで落ち合うが、そこの給仕頭がイカレていて突然殺戮を始める。妻を庇い何とか逃げ延びるが、妻からは感謝もされず・・

☆例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚・・銀婚の裕福な夫婦が二度目のハネムーンに出掛ける。妻は飛行機の中から悪夢のような感覚に捉われ、現実に戻ると飛行機の中・・それが何度も繰り返され・・デジャヴ・・

☆一四〇八号室・・各地の心霊現象が起こる場所での体験を書き儲けている作家が、古い由緒あるホテルに宿泊しようとするが、そこの支配人に止めるように諭されるも聞かず部屋へ・・その部屋は何人もの自殺者が出て、生還者もその後死亡したりしている・・何かが「居る」部屋で、様々な恐ろしい体験をし辛くも逃れるが滞在時間は70分だった・・作家生命は終り、悪夢は続く・・

☆幸運の25セント硬貨・・ホテルのメイドをしている女性に、客からの「幸運の25セント!」が残されていた。生活を背負う彼女は、大当たりの白昼夢の後、幼い息子に与えた25セントが大当たりを・・

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2009年7月 6日 (月)

映画109・・カズンズ/今ひとたび

カズンズ/今ひとたび(1989・アメリカ)

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監督・ジョエル・シューマカー、出演・イザベラ・ロッセリーニ、テッド・ダンソン、ショーン・ヤング、ウィリアム・ピーターセン、ノルマ・アレアンドロ・・

76年のフランス作品「さよならの微笑」のリメイク。

マリア(ロッセリーニ)は、高校の同級生だったトム(ピーターセン)と結婚11年目。ラリー(ダンソン)は、二度目の妻ティッシュ(ヤング)と結婚2年目。マリアの母イーディ(アレアンドロ)とラリーの伯父の結婚式で出会った二人は、それぞれの配偶者の浮気を知る。慰めあい語り合ううちに、次第に打ち解け親しさを増す。お互いの熱い思いを知りながらも、「特別の友だち」でいようと話し合うが・・。惹かれ合う素直な気持ちを抑えられず結ばれ、二人でレストランを開いて休みの日にセーリングをしたいと夢を語るが、家族を捨てきれず逢わないことにする。ラリーの伯父が死に、その後マリアの母親とラリーの父親の結婚式。ティッシュは一人で生活を始め出世している。ラリーがマリアにダンスを申し込み、トムの理不尽さにマリアはラリーと踊る。時が過ぎ・・「マリアの店」の前から、お互いの子供と共にセーリングに出かける二人。

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2009年7月 5日 (日)

本64・・生きるヒント2

生きるヒント2・・五木寛之著

7andy_19558586 ☆励ます・・モノが豊かだったら文化国家と呼べるかというのと同じで、健康と幸福は必ずしも同じことではない。医は否定から始まり、健康を強要し、健康が善で病気は悪=対冶。老いを否定できるか、病気も同じ、テロなどの社会問題も然り。静かに側に寄り添い一緒に涙することによって、その人の心の重荷を少しでも自分の方に引き受ける=同治。

☆感じる・・身体が変調のシグナルを発している時は、素直にその言葉を聴く耳を持ち、束の間の休息を。

☆乱れる・・規則正しい生活が気持ちよく出来るに越した事はないが、元来自然も人間も規則正しい存在とは限らず、そうあろうとして出来るとも限らない。変なところ、乱れたリズム、いい加減な仕組みなどを内包しているので、その乱れが消えると正常なリズムも上手く働けないのかも。

☆忘れる・・大きな希望を抱いた心の深いところには、重く暗い絶望の闇がある。笑うことが好きな人は人に見せない涙を隠しているかも知れず、美しい物語を求める人は恐ろしく醜い生の赤裸々な姿を見た者かもしれない。忘れないはずのことを思い出せないのは、忘れたくて忘れているのではないか。

☆教える・・メーテルリンクの「青い鳥」。通説では、探しても見つからず戻ってみるとすぐ側にとなっているが、実際は、青い鳥は飛び立ってしまい、様々な放浪の苦労の末に挫折して、やっと真実はここにあると気付く。人生に青い鳥などいない・・しかし人にはそれが必要だ(希望)。希望も夢も幸福も、予め準備されているものではなく、自分の手で作って行くしかない。

☆認める・・咲き誇る桜を見て憂うのは、散る事が前提で人の世も同じかとの諦念が無意識にあるから。人にとって自由になる事とならない事があり、強い意志さえあれば問題を克服出来るとは限らない。そもそも生まれてくる時から死を宿している存在で、若さの真っ只中に老いを抱えて生きて行くのであるから、不自由である不条理を認めるしかない・・かなりの勇気を要するが。

☆属する・・落葉帰根(何処にいようと元に戻って土に還る)。落葉帰土(その時いた場所で土に還る)。デラシネ(根無し草)、属すべき祖国や強い民族感情を持っていない。古来より、文化は異邦人の手によって作られ、彼らは帰るべき根を強く求めない。風のように見えない故郷を持ち、いま生きている所を母国と感じられたら。

☆愛する・・宗教や科学も、元々は雑然として怪しげなものだった。洗練され、形成され、削ぎ落とされ、貧しくなる。全ての文化の行き着くところである。修行して悟ったら籠るのではなく、俗世間に塗れて生きるのが究極の悟りである。愛するのはこちらの勝手であり、報われることを求めない。人は変わるのだから愛も変わる、親子もまた同じ。

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2009年7月 4日 (土)

本63・・生きるヒント1

生きるヒント1・・五木寛之著

Photo_2 ☆歓ぶ・・まず自分を歓ばせる必要がある。手の爪先から髪の毛までに言葉を掛け、励まし、感謝する。自ずと身体の方もその心の宿り主にお返ししようとする。

☆惑う・・登り坂では文化は生まれない。登りつめてゆっくり降り始める時に生まれるもの。降りてゆく自覚を持ち、惑い悩みながらの中に。孤独・・戸惑うと必ず孤立感を覚えるが、寧ろ孤独を求めて生きるもあり、少しずつ持ち物を減らし、付き合いを狭め、死ぬまでに綺麗に整理する。惑うのは人に与えられた凄い能力の一つで、その人にしか見えない大事なものもあるはず。

☆悲しむ・・朝顔は朝の光によって咲くにあらず、それに先だつ夜の時間の冷たさと闇の深さが不可欠である。深く悲しむ人ほど真の喜びに出合い、暗さのどん底に降りていく人こそ明るい希望に出合える。

☆買う・・買い物にも一期一会があり、そういう品物に出合った時はすぐ手に入れないと二度と廻り合えないこともある(縁があるかどうか)。どれを選ぶかは、その人の個性・生活環境・背景・思想など全てが滲み出るもの。

☆飾る・・装う気持ちや飾る気持ちは、その反対側の、内面をしっかり生き現実的に人間関係を処理していく事と、相反するのではなく両立する。

☆知る・・「知恵の悲しみ」あり、知ることは、逆にそれだけ悲しみが深くなったり憂鬱さが色濃く感じられるもので、諸刃の剣である。知識という言葉にも、人生の知恵とそれに伴う暗い裂け目がその底に潜んでいる。

☆想う・・人が年を重ねていくのは、必ずしも人格が大きく豊かになることではなく、失われていくものも多い。現実の中で避けてきたものと、いつかどこかで正面から向き合わねばならず、人生に希望は・・無い。何故といえば、この世に生まれてくる時その条件を何も選べず、生まれた瞬間から死に向かって近づいて行く存在であり、期限を越えられないため。どうすべきか・・生の問題を幼少から身近に考え、生きてあるうちに死を想うこと。諸々の重さを背負い、様々な不条理を跳ね返しながら、人生の変転の中で生きてある自身を肯定する。死を前提に生を受けた者たちであり・・人はみな泣きながら生まれてくる・・よく生きてきたね、と。

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2009年7月 3日 (金)

本62・・カリギュラ・誤解

カリギュラ・誤解・・アルベール・カミュ著

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☆カリギュラ・・その暴虐によって、ネロと並び称されるカイウス・カリグラ。幸福だった皇帝は、妹であり情婦でもあったドリジュラの突然の死によって、この世を「耐え難い」不条理なものと知り、是が非でも「月」を「不死」を「この世ならざるもの」を、つまり「不可能なもの」を手に入れようと決心する。「運命が不可解なものである以上、自身が運命になってやる」または、「神々に比肩する方法は、神々と同じく残酷になることだ」と。カリギュラは際限のない彼の求める自由を、自らがペストとなるため徹底的な破壊行為に向かう。悲劇の衝撃に近い何物かを与えうるのはカリギュラの悲劇的意識だけでなく、不可能なものを目指す情念の劇を、愚かしく不可能な道化芝居を、それと知りながら最後まで論理的に演じとおした意志があるからで、古代ローマの皇帝の狂気とは異なる、極めて現代的な怪物性がある。不条理の哲学の根底にある問いと闘い、そこに生まれる内面的な悲劇性が描かれる。

☆誤解・・暗い故郷の風土を嫌い南の国に憧れる娘マルタ。夫を亡くし息子に去られ、娘と小さな宿を営む母親。ある日、母と妹を助けるため息子ジャンが帰郷するが、すぐには身分を明かさない。生活もままならず、母娘は泊り客の金を目当てに客を殺し川に捨てていたが・・気付いた時遅く、母親は息子の後を追い、マルタとジャンの妻マリヤの二人が対峙するが、解りあえない。成功した息子の帰郷と、それと気付かぬ肉親による彼の殺害がテーマである。その情念の荒れ狂う様を示し、その荒廃を現し、その挫折を描いている。

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2009年7月 2日 (木)

本61・・お伽草紙

お伽草紙・・太宰治著

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※盲人独笑・・盲人で筝曲家の葛原勾当の日記を、筆者が抜き書きして細工したもの。     

※清貧譚・・江戸の向島に住んでいた馬山再之助、菊を好み育て、美しい少年とその姉に出会い菊について学ぶも、意固地もあって上手く接しられない。その二人は人ではなく菊の精? 弟は煙となって苗を残すが、姉はそのまま再之助と添い遂げる。

※新釈諸国噺・・西鶴の噺を題材にして書き綴ったもの。現世の人間の底辺を見るリアリズム、遣り切れない可笑しさや悲しみを描く12編・・貧の意地、大力、猿塚、人魚の海、破産、裸川、義理、女賊、赤い太鼓、粋人、遊行戒、吉野山。

※竹青・・湘南の郡邑(ぐんゆう)に魚容という貧乏書生あり。伯父に押し付けられた結構でない嫁を置いて家を出、呉王廟へ。飛ぶ烏を羨み黒衣を掛けられ烏に。雌烏(竹青)に惹かれるも、矢に射られ人に戻る。故郷に帰るものの再び呉王廟に出かけ竹青に会うが、故郷に未練ありで帰ると、妻が大病の後悪いものが出て身も心も麗しく。

※お伽草紙・・①瘤取り(阿波の剣山に住む酒飲みで孤独な爺さん。婆さんも息子も相手にしてくれず瘤が友人で、薪拾いで酒を飲み眠ってしまい起きると鬼たちの酒宴が。踊って見せると良かれと瘤を取られる。近所の爺さん出かけるも、踊りがウケず瘤の追加。誰も悪くない悲喜劇) ②浦島さん(冒険心の無いおっとり長男の浦島は、気乗りもせず亀と竜宮城へ。乙姫が出迎えるがそれきりで、静かで質素な雰囲気。飽きて帰ることに。土産は2枚貝。故郷に帰るも何も無く、300才のままその後10年幸福な老人として暮らす) ③カチカチ山(河口湖畔。兎は少女、狸は兎に恋する醜男。少女は、ギリシャ神話の月の女神アルテミスと同じで残酷なもの。食いしん坊で好色で愚かな狸は兎に誑かされ、柴を背負って背中を火傷し唐辛子を塗られ泥舟で沈められてしまう。曰く「惚れたが悪いか」) ④舌切り雀(体が弱く無気力で世捨て人風の爺さん。雀と仲良くなりしゃべっている所を婆さんに聞きつけられ、雀は舌を毟り取られてしまう。爺さん竹薮を捜し回り、人となった雀に再会し会話無くとも心が通い、葛篭を断り簪の稲穂を土産。婆さん話を信ぜず出かけ、大きな葛篭を背に息絶え、葛篭には金貨。爺さん仕官し出世し雀大臣となる)

フォークロアを題材に、大胆に奔放に、告白・風刺・造形描写している。

              

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2009年7月 1日 (水)

機織り・・その29

090412_01109(21)年度、特選その4

短冊に数種の柄と地模様。

横段入れ、ベージュ地糸。

色を渋派手にしメリハリ感。

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2009年6月30日 (火)

映画108・・から騒ぎ

から騒ぎ(1993・アメリカ)

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原作・ウィリアム・シェークスピア、監督・ケネス・プラナー、出演・ケネス・プラナー、デンゼル・ワシントン、ロバート・ショーン・レナード、キアヌ・リーヴス、エマ・トンプスン、ケイト・ベッキンセイル、マイケル・キートン・・

イタリア、トスカナ地方。田園の地メシーナを収めるレオナート(リチャード・ブライアース)の一家は、陽光の降り注ぐ中でなごやかにピクニックを楽しんでいた。弟のアントニオ、美しい娘ヒーロー(ベッキンセイル)、姪でヒーローの従姉妹に当たる陽気で勝気な娘、ベアトリス(トンプソン)が朗読する詩に耳を傾けていた。そこへ急ぎの従者が、戦いに勝ったアラゴンの領主ドン・ペドロ(ワシントン)が、メシーナへ凱旋することを知らせにやって来た。レオナートたちは歓喜し、村は一躍大騒ぎに。若くハンサムなクローディオ(レナード)、独身主義者のベネディック(ブラナー)、ペドロの異母弟ドン・ジョン(リーヴス)の一行は村に到着し、ペドロは早速レオナート一家と再会する。クローディオとヒーローは好意を寄せ合い、ベネディックとベアトリスはお互いに強い口調でからかい合う。一人不服そうなのが、兄ペドロを疎ましく思っているドン・ジョンだった。ヒーローに心ひかれたクローディオは、ペドロのはからいで彼女の気持ちを知ることができ、両家の間で婚礼の話がまとまる。挙式の準備が進む中、レオナートとペドロは、今度は顔を合わせれば口論ばかりしているベネディックとベアトリスのことが気になる。彼らの考えが図に当たり、彼と彼女はお互いに愛していることを知る。そんな周りの幸せなムードが気に入らないドン・ジョンは挙式の前夜、手下を使って悪巧みを巡らせ、ペドロとクローディオにヒーローが不貞を犯したと思い込ませた。挙式当日、クローディオはヒーローを不貞の女と罵り、婚礼はなかったことにすると怒る。ドン・ペドロとクローディオが出ていった後、神父は「これは何かの間違いだ。ヒーローは悲しみのあまり死んでしまったことにして、身を隠すようにしなさい」と助言する。ドン・ジョンは村から秘かに姿を消していた。やがて警保官ドグベリー(キートン)がドン・ジョンの手下に何もかも白状させ、クローディオとドン・ペドロは、すべてが策略だったことを知る。後悔と悲しみに暮れるクローディオは、自分の非を彼女の亡骸に償い、その代償としてアントニオの娘と無条件で結婚することを誓う。そして見知らぬ女性との婚礼の当日、新婦の顔を覆ったベールを上げると、そこにはヒーローの顔が。クローディオは心から詫び、彼女もその愛を素直に受け止める。一方、ベネディックとベアトリスの心もすでに決まっていた。逃げていたドン・ジョンも捕まり、2組の男女の幸せを祈って村人たちは心から祝福するのだった。

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