今夜は本の話 その5
傷の記憶・・高橋克彦著
40年ぶりに法事で友人達と故郷へ(5歳以来)。前夜温泉で語り合い、それぞれの古い傷の話。自分の肩甲骨の大きな傷。今は亡き父から、釘でかぎ裂きになったと聞いていた。医者の友人は、槍のような物で刺した傷だと。その夜、魘され・・火事のサイレンの音、山の上の方が赤く・・肩の傷が痛み吐き気が。実の母の妹がまだこの地に居ると聞き、叔母から父が大の釣り好きだったと(聞いたこともなかった)。母の墓参りへ、夕焼けが・・吐き気が襲う。向こうの見覚えのある病院、夕焼けで火事のよう。母は聞かされていた結核でなく、火事で死に(自分の怪我で母が付き添って)・・昔のアルバム、釣りをしている父の写真、右手に黒い鉤を持ち(魚を刺して引き上げる物)・・。この鉤を振り上げる父の姿が、母の頭を狙って、それが母が抱いていた自分の肩に。自分まで殺そうと・・自分は助けられたが母は殺され、火事を起こし・・。 たかが不倫(妻の)、好きにさせよう、恥をかくのは少しの間。殺せば父と同じ顔に、母が私の殺意を思い留まらせたのか、肩の痛みは消え・・
・・古い傷は、時折何かの拍子に痛むような気がします。
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コメント
ちょっとぞっとするお話ですね~。
忘れていた古傷の思い出・・・
天候で傷が痛むという話は聞きますが、ね。
投稿 まゆクー | 2007年8月11日 (土) 12時27分
まゆクー様
普段思い出しもしない、
忘れている記憶ってありますよね。
それがちょっとした切っ掛けがあると・・
投稿 時雨 | 2007年8月11日 (土) 17時52分