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2007年9月

2007年9月25日 (火)

時には音楽の話 その1

ホテル・カリフォルニア(1976 イーグルス)

Photo 1960年代のアメリカ、ハリウッド(アメリカン)ドリーム、ベトナム戦争、ヒッピー文化の終焉、夢と現実の落差、成功することが自由を奪う、ある日その入り口に立った時チェックインするかしないか・・歌詞に込められた意味については元来語られてこなかったようだが・・自分の夢にどっぷり嵌って現実が見えなくなってしまうと、いずれ大きなツケを払う時が来る・・というメッセージがあるのだそうな。初めてこの曲を聴いたのが何時かはまるで思い出せないのだが、まずメロディに惹かれ、イーグルスというバンド名を知り、歌詞の意味はどんなだろう?と随分経ってから辞書片手に訳してみたこともあるが、訳詩もあるので、その比喩的で不思議な歌詞の中で、気になった言葉たちについてちょっと感じたままを・・

「思い出を心に刻もうと踊る者、全てを忘れるために踊る者」・・むしろ虚しく時代に踊らされているかのよう・・ 「口実の許す限り、せいぜいお楽しみください」・・不本意ながらも自分に言い訳し・・ 「誰もが自分の意思で囚われの身となったものばかり」・・思い込みの波に押され、突き動かされるように・・ 「鋭いナイフを突き立てても、自身の内なる獣を殺せない」・・自分に対する、いきり立つ想いと忸怩たる想い・・ 「元の場所に戻ろうと出口を求め・・自分の運命を受け入れなさい、チェックアウトは自由ですが立ち去ることは出来ません」・・逃れられない現実があり、堪らなく逃れたい閉塞感の狭間で・・自由とは・・人は・・

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2007年9月21日 (金)

今日は映画の話 その6

L・A・コンフィデンシャル(1997 アメリカ)

La原作・・ジェームス・エルロイ 監督・・カーティス・ハンソン 出演・・ケヴィン・スペイシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、キム・ベイシンガー・・ 1950年代前半の、L・A市警の三人の警官がストーリーの軸になっている。

16歳の時、手足に手錠を掛けられ父が母を殴り殺すのを見せられて、女への暴力を許せなくなった男。麻薬取引現場で無関係な二人の市民を射殺し、その事実を握りつぶした男。元警視の父を持つがそれにより屈折し、第二次大戦で自害していた日本兵たちを自分が殺したように見せかけ凱旋した男。そこに三つの事件が起こる。血塗られたクリスマス事件、ナイト・アウルの虐殺事件、ポルノ写真版元事件。映画ではロロ・トマシという暗号めいた言葉があって、それにより見抜かれる殺しなどがあるが、原作では出てこない。「機密扱い」というよりは暴力、麻薬、賄賂、陰謀、隠蔽、捻じ曲げ・・などなど、どちらが取り締まる側か分からないような司法関係者たち。ラスト・・殉職する男、世界(出世)を手に入れた男、愛を手に入れた男が。原作者のエルロイ・・10歳で不実な母親を惨殺され、17歳で孤児になったこともあるとか。ブラック・ダリアもそうだが、かなり作品に反映されているようだ。ブラック・ダリアについては、又いずれ。

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2007年9月20日 (木)

今夜は本の話 その10

Photo 昨日の記憶・・高橋克彦著

前世の記憶の内のラストの話です。30年ぶりにあの子からの電話。たまたまその前に、懐かしい音楽を聞いていて。友人がいよいよ危ないと。父の転勤で昔いたあの故郷へ。あの子はその友人と結婚し、昔は彼女が自分に気があると・・たいてい友人も一緒で・・彼は30年も目覚めず、あの子が昔からその友人を好きだったと今気がつき、友人が曖昧で、あの子は自分と付き合うふり、彼女は事故の責任が自分にあると(別れの手紙)、実は自分に責任が(彼女とのテープだと聴かせ)。友人は老けていず、彼に詰め寄る、何故自分を信じた・・嘘ばっかりだったのに。二人にとって自分は死神のような、友人はとっくに死んだものと思い、その後のうのうと暮らしてきた。あの頃が目の前に・・映画館の席に二人がいて、仲良く。二人に近づこうと自分が扉のところに・・今、邪魔をして二人に近づかせず・・せめてもの二人への詫び。気が付くと林の中に、二人ともいず、足元に病院の間取りのような礎石が。たぶん二人はとっくに死んで・・または二人との出会いを遮ったことで、二人は別の人生を。自分だけが別の世界に放り出され・・それでもかまわない。

・・人が、思い出したくないものを記憶の奥底にしまったまま、意識の上では無かったことのように生きられるものだとしたら・・というより、それが出来ないと・・キツイ、かも。

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2007年9月16日 (日)

機織りをやっていて・・その6

Photo

露芝(露なしですが)の組み合わせに、数色の暈しと地紋様を入れたものです。全体的にはベージュ又は茶系ですが、久しぶりに金糸を使ってみました。色目はほとんど渋めになるので、近頃は銀糸ばかり使うハメに。箔もだいぶ前から錆金なので、落ち着きはとても良いのですが・・

箔といい、糸といい、見え難さったらないので目に悪い悪い。昔1,5、今0,1の視力。考えてみると、あれやこれや随分目に悪いことばかりしているなぁ。

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2007年9月13日 (木)

今夜は本の話 その9

凍った記憶・・高橋克彦著

何年かぶりに故郷へ。昔(小学校の頃)父の転勤でその地に数年いた。時代に取り残された町がそのまま辿れるようだ。思い出の映画館、初恋の相手。四年で転校のはずが・・三年で? 小学校が火事になり・・ 好きだった女の子の家が・・その子の母親に嫌われて? 小学校の教室、板塀の節穴。その女の子の父親はひき逃げされて死に・・ そのすぐ後の集合写真に自分が写っている。記憶が一挙に解けてあふれ・・ 父が女とあの子の父親をひき逃げし、小学校を火事に(消防車などの轍で、事故の痕跡が消える)・・ 自分はそのストレスで(いつ発覚?)二ヶ月入院し、新校舎が出来てからの転校と間違え・・ その後も父の女遊びは止まず・・ 穴からメモが・・ユリちゃん、ごめんね(父の罪を背負おう)いつかきっと幸せにするね・・。 ・・彼女を探して謝ろう。

・・無意識のどこかに、こんな凍った記憶があって、不意に蘇えったとしたら・・

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2007年9月10日 (月)

今日は映画の話 その5

映画・・マルホランド・ドライブ(2001 アメリカ・フランス)

413yokxjfql_aa240_ 監督・・ディビッド・リンチ

出演・・ジャスティン・セロー、ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング・・

ハリウッドのダークサイドを描いて・・ということですが、この監督の映画は・・イレーザー・ヘッドにしろツインピークスにしろ、あまり繋がりが・・。この映画も、う~~~~ん。現実と、夢と、幻想の乱れ撃ち・・って感じかなァ。ちょっと期待していたせいか、やっぱりウ~~~~ンなのです。解釈の仕様は色々でしょうが。要するに、マ、よく分からん。この監督の怖い関係の映画はかなり面白いんだけどなァ。映像だけ見ている分には結構きれいだし、ローラ・エレナ・ハリングが役柄もあってちょっとミステリアスで魅力的ですけど。マ、そゆ・こと・・です。以上。

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2007年9月 6日 (木)

今夜は本の話 その8

知らない記憶・・高橋克彦著

昔お気に入りだった番組のシリーズコレクションが出て購入。狂喜して見たが、一つも思い出せない(記憶とは何なのか・・それを支えに生きて・・核の部分さえ印象が薄くなるなど酷いし悲しすぎる)。気分転換に、久しぶりに故郷へ。一番仲の良かった友人の消息を聞くが、ひどい話ばかり。高校時代、一緒に下宿していて(そんな奴ではなかったはず)。その友人には恋人がいて。

数年前、私の父に生前世話になったと匿名で金を返してきた。彼の家(店)へ。父を強請っていたのか(最低の男)。最低の男にしたのはお前の父(その差し金で、退学・・子供を堕ろさされ・・不妊に)だと。父の不倫相手が政敵の妾で、その政敵は殺され、それを知った友人が邪魔で・・。それ以来状況がどんどん悪くなり、魔が差して保釈金をと手紙を出した(復讐)。今回返した金は、その後店を出すために貯めたもの。会いたかった、お前があの当時そばにいてくれたら、きっと頑張れた・・.と。やはり一番大切な友だった。これからはそばにいる。

・・知らなかったとはいえ、長年のこんな複雑な行き違いはホント悲しい・・

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2007年9月 3日 (月)

夏の花・・その2

7829_4 散歩コースにあるお店の朝顔。大輪の花で、アメリカ朝顔だとか。実際はもう少し紫色が強いんですが・・とても爽やかで良い。

Photo 未央柳。黄色い花は何はともかく可愛くて好きです。月見草とか、ユリオプスデイジーとか、黄色の薔薇も。暖かい感じ。

7829_2 百日紅~ッ! 雨の後・・風情ありますぅ。昔からかなり好きな花で、嫌いな暑い夏も、この花の優しさにホントほっとするのです。イヨッ、百日紅ッ!!

7829_3 チェリーセージ。サルビアの仲間だそうです。綺麗です~。セージということは、ハーブの仲間にもなるのかな?

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2007年9月 1日 (土)

今日は映画の話 その4

映画・・シュリ (1999韓国)

D110470513_2 監督(カン・ジェギュ) 出演(ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、チェ・ミンシク・・)

この映画は韓流ブームの前の公開で、かなりの反響が有ったらしい。その後ノベライゼーションされた。もともとアジアの映画は(日本を含め)ほとんど見ないのだが、たまたま薦められて見た後、二度目になって気付いた事もあって・・胸にズン、と。シュリとは朝鮮半島に生息する魚の名前だそうだが、ここでは北の作戦のコードネーム。

怒涛の銃撃戦などは血生臭く気を滅入らせるところもあり、賛否両論だと思うが・・。過酷な訓練を受け暗殺術を仕込まれた北の女工作員がいて、それを韓国の情報員が追う。個の感情と国家間の溝。長い歴史を持つ、分断された半島の悲劇。相手の何たるかを知らず、自身の身分を隠して一緒になるつもりの男。キッシンググラミはつがいの一方が死ぬともう一匹は自ら死んでしまう、暗いと元気を失くすから明かりはつけたままに・・と話す女。禁酒していた彼女が再び酒に手を出し、暗い部屋で熱帯魚の水槽にもたれ泣く姿は・・忍びない。全てを失った男が部屋に戻ると・・熱帯魚の水槽、包装された白いセーター守電・・が。

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