今日は映画の話 その6
L・A・コンフィデンシャル(1997 アメリカ)
原作・・ジェームス・エルロイ 監督・・カーティス・ハンソン 出演・・ケヴィン・スペイシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、キム・ベイシンガー・・ 1950年代前半の、L・A市警の三人の警官がストーリーの軸になっている。
16歳の時、手足に手錠を掛けられ父が母を殴り殺すのを見せられて、女への暴力を許せなくなった男。麻薬取引現場で無関係な二人の市民を射殺し、その事実を握りつぶした男。元警視の父を持つがそれにより屈折し、第二次大戦で自害していた日本兵たちを自分が殺したように見せかけ凱旋した男。そこに三つの事件が起こる。血塗られたクリスマス事件、ナイト・アウルの虐殺事件、ポルノ写真版元事件。映画ではロロ・トマシという暗号めいた言葉があって、それにより見抜かれる殺しなどがあるが、原作では出てこない。「機密扱い」というよりは暴力、麻薬、賄賂、陰謀、隠蔽、捻じ曲げ・・などなど、どちらが取り締まる側か分からないような司法関係者たち。ラスト・・殉職する男、世界(出世)を手に入れた男、愛を手に入れた男が。原作者のエルロイ・・10歳で不実な母親を惨殺され、17歳で孤児になったこともあるとか。ブラック・ダリアもそうだが、かなり作品に反映されているようだ。ブラック・ダリアについては、又いずれ。
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