今夜は本の話 その14
ホワイト・ジャズ・・ジェームズ・エルロイ
暗黒のLA四部作の最終章(1937~1958)。タイトルになっているのは悪い白人達(マフィア、富豪、ハリウッドの人間は言うに及ばず、ここでの主役は悪徳の司法行政関係者達)の狂乱のジャズ。エルロイについては過去2回記しているのでここでは多少省くが、情念と暴力の作家と言われ、権威の名の下に悪事を働く白人どもを描きたかったそうな。ドキュメンタリータッチに一人の警官の目で語られ、事件は目まぐるしく果てしなく続く。彼は、周りを狂おしく巻き込み巻き込まれ、凄まじく破滅への道を転がり落ちていく。語られる陰謀と肝計、血を血で洗う暴力、裏切り、賄賂、でっち上げ、捻じ曲げ、隠蔽・・などなど。「秩序、モラルなど*****、そもそもアメリカが清らかだった事など無い、人間が善良だった事も。この世は歪んでいる」・・とか。やっと読み終えて、正直かなり疲れてしまった。人によっては結構落ち込むかも。
| 固定リンク
「本」カテゴリの記事
- 今夜は本の話 その23(2008.08.11)
- 今夜は本の話 その22(2008.06.26)
- 今夜は本の話 その21(2008.05.15)
- 今夜は本の話 その20(2008.04.14)
- 今夜は本の話 その19(2008.03.31)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/414154/9389681
この記事へのトラックバック一覧です: 今夜は本の話 その14:
コメント