本9・・アンデスの聖餐
アンデスの聖餐・・クレイ・ブレア・Jr著
ブラジルやアメリカで何度か映画化されているノンフィクション。
1972年10月、ウルグアイの大学ラグビーチームの一行45名がチリに向かう途中、その小型飛行機が雪のアンデス山中に墜落。この時点では32名生存。負傷者も多く雪が深いため脱出は無理だった。残った胴体部の整備をし、少しでも寒さを凌ごうとするが次々と凍死。互いに団結し励まし合うが、やがて食料が底を付き始め、このままでは皆共倒れに。死んでいった人々の脳や肉に手をだす地獄のような日々。捜索が打ち切られ、雪崩に遭い、19名生存。2ヶ月が経ち、最後の望みとしてその内の2名が過酷な脱出の旅へ出る。10日後、チリの牧童に発見され、16名が生還。
その後、カニバリズムではとすっぱ抜かれ、会見告白へ。「キリストが人類救済のためにその肉体と血を与えたように、仲間の人々はその肉体と血で我々を救った」と・・
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コメント
話は知っていましたが、壮絶ですよね~
本を読む勇気がでてこないですが、考えさせられる本なんでしょうね。
投稿: まゆクー | 2008年1月25日 (金) 12時22分
まゆクー様
コメント有難うございます♪
この話・・そうなんですよね。
妙な判断も出来ませんし・・
投稿: 時雨 | 2008年1月26日 (土) 22時11分