今夜は本の話 その19
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離愁(1973・仏・伊)
原作・ジョルジュ・シムノン 監督・ピエール・グラニエ=ドフェール 出演・ロミー・シュナイダー、ジャン=ルイ・トランティニャン・・
1940年、ドイツがノルウェー・デンマークについでフランスに侵攻。事態の切迫につれ、男(ジュリアン)は列車で避難する事に。ある駅でユダヤ人の女(アンナ)が乗り込むのを手助けし、心通わせるが終着駅で離れ離れに。その間、車窓からは美しく穏やかな田園風景が・・。3年後、彼は家族と共に平凡な生活に戻っていたが、ナチの秘密警察(ゲシュタポ)から呼び出され、レジスタンスの一員として捕らえられている女と再会。彼女との関係(彼女を知っているか)を追求され、シラを切れば身の保全が・・敢えて彼は彼女に近づき、静かに手を伸べそっと彼女の頬に触れる・・彼にとっての「ファム・ファタール」であった・・
追われ続けた辛い過去を持ち、哀しみの全てを見てしまったかのような眼差しとその立ち姿・・無造作に後ろに束ねた髪・・ラストのストップモーションで見(魅)せるロミーの横顔の美しさは、天下一品。私生活の度重なる不幸故か、過量薬物摂取で没、享年42歳。
・・寡黙で繊細な映画です・・
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