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2009年3月10日 (火)

本33・・永遠の夫

永遠の夫・・フョードル・M・ドストエフスキー著

Photo_2永遠の夫というより、万年寝取られ亭主の話。妻ナターリャに次々と浮気されるが、その妻にしがみつくしか能が無く、彼女の死までその事実に気付かない亭主トルソーツキー。一方、ペテルブルグで訴訟の明け暮れで神経をすり減らすヴェリチャーニノフ。

ヴェリチャーニノフに、帽子に喪章をつけた男が影のように付き纏い、ある日とうとう彼を訪ねて来る。その男が9年前まで親交のあったトルソーツキーであり、かつてその妻と関係があったことを思い出し、その夫から彼女の死を告げられる。請われて、トルソーツキーのもとを訪ねると、娘だという少女リーザに対する虐待まがいの行動に、もしや自分の娘ではと思い里親に預けるよう進言し実行するも、リーザが死亡。その間もトルソーツキーは飲酒と女遊びに現を抜かし、知り合いの15歳の娘と結婚すると言い出し、その尊大さと卑屈さで皆から嫌われる。

妻の死後、手紙によりその不貞を知った男が、屈辱感と復讐心に揺れ動き不可解な行動に。彼とヴェリチャーニノフは、お互いに核心を突くことなく腹の探り合いをし、牽制し合いながら関わり合う不可思議な心理を描く。

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