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2009年6月16日 (火)

本43・・無罪と無実の間

無罪と無実の間・・ジェフリー・アーチャー著

3z14469初の戯曲。舞台は法廷と主人公の自宅のみ。イギリスの法曹に携わる人々の特異性を描く。

アーチャー・・29才で国会議員→破産で辞職→ベストセラー作家→保守党副幹事長に抜擢→コールガールとのスキャンダルで辞任。

勅撰弁護士デイヴィッド・メトカーフは、妻殺害の容疑で起訴され、自らの手で自身を弁護。検事側の勅撰弁護士ブレア・ブースは、巧みな弁舌と有力な証言を揃え彼を追い詰める。投機に失敗し多額の借金を抱えた彼が、妻の遺産で窮地を脱したこと。毎晩のように酒を飲み妻に暴力を振るい、妻に薬を飲ませるのを見たと言う家政婦の証言。デイヴィッドの妻ミリセントは、不治の病で週に一度劇薬を服用していた。劇薬をデイヴィッドは本当にミリセントに飲ませたのか? 飲ませたとすれば故意だったのか? 陪審員の評決は無罪。第三者には測り知れない夫婦間だけの愛と世界がそこにあり、ラスト・・デイヴィッドは同僚で友人のハミルトンを招き、妻に故意に飲ませたと告白。

裁判の結果「無罪」を勝ち取ることはあっても、それが即ち「無実」の証明を勝ち取ったことにはならないという話。

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