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2009年10月 4日 (日)

本66・・マルテの手記

マルテの手記・・ライナー・マリア・リルケ著

02885010リルケの唯一の長編。デンマーク出身の青年詩人マルテが、パリで孤独な生活を送りながら街や人々、芸術、自身の思い出などの断片的な随想を書き連ねていくという形式で書かれているため、小説でありながら筋らしいものは殆ど無い。マルテのモデルは、実際にパリで生活し無名のまま若くして死んだデンマークの詩人オプストフェルダー。

断片的な感想、過去の追憶、備忘ノート、散文詩の一節、折々の風景描写、日記、手紙などを纏めたもので、マルテという一青年作家を、パリのあらゆる不安、汚濁、恐怖、絶望などに取り巻かれた、死の影が差す厳しい孤独の中に置き、その偽り無い生活や内部体験を通して「生」と「存在」との不安が描かれ、詩人リルケの魂の告白の書とされる。

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