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2009年10月27日 (火)

本72・・サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇

サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇・・オスカー・ワイルド著

43b0850f09675225021438099e00821a∇「サロメ」・・月の妖しく美しい夜、ユダヤ王ヘロデの王宮に、死を賭したサロメの乱舞。血の滴る生首の唇に女の淫蕩が滾る、怪奇と幻想と恐怖の世紀末を描く。ヘロデは、自分の兄の前王を殺し妃を奪い今の座に就いたが、妃の娘である王女サロメに魅せられ淫らな目を彼女に向ける。その視線から逃れるように、サロメは宴の席を外れ、預言者ヨカナーン(洗礼者ヨハネ)が閉じ込められている井戸へ。預言者は不吉な言葉を喚き散らすため、妃から嫌がられている。預言者との接触は王により禁じられているが、サロメは色仕掛けで見張り番のシリア青年(後に自害)に禁を破らせ預言者を見る。預言者に一目で恋をするが、彼は彼女の忌まわしい生い立ちを詰るばかり。ヨナカーンの首と引き換えに、王の頼みで踊るサロメ。王は、生首を我が物にしたサロメを殺せと命ずる。

∇「ウィンダミア卿夫人の扇」・・夫ウィンダミア卿の情婦とされる女(アーリン夫人)が臆面も無く卿夫人マーガレットの催す舞踏会に姿を現す。ダーリントン卿に仄めかされ、ベリック公爵夫人から夫の情婦について聞かされ、不信感を持つマーガレット。夫は、真実を妻に告げられぬまま釈明するが聞き入れられず。ダーリントンから告白されたマーガレットは、迷いながらも彼の下へ。自分の二の舞をさすまいと、マーガレットを追うアーリン。アーリンは、ダーリントンの所に扇を置き忘れた事で、疑われるマーガレットを庇う。夫婦の危機が過ぎたところで、自分が母親であることは最後まで隠し、娘の扇と写真を胸に立ち去る。

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