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2009年11月25日 (水)

本93・・即興詩人

即興詩人・・ハンス・クリスチャン・アンデルセン著

51s93kh9hl__sl500_aa240_北欧デンマーク出身のアンデルセン憧れの地、南国イタリアを舞台に、親友の貴族ベルナルド、薄倖の歌姫アヌンツィアータ、小尼公フラミーニア、盲目の美少女ララ、サンタ夫人、そしてヴェネチア一の美女マリア等の美男美女を配し、イタリア各地の名勝旧跡、風光明媚な自然の佇まいを情熱を込めて描写。

ローマはピアッツア・バルベリイニ(バルベリーニ広場)の貧しい家に生まれた繊細な少年アントニオは、思いつくままに詩を紡ぐ即興詩人になることを夢見ていた。幼くして母親を亡くすという悲劇にあったものの、彼の才能を買ってくれる名家(ここの公爵に因って、馬の下敷きになり母親が死亡)に教育を授けられ、アントニオの運命は順風満帆と見えたが、ローマの謝肉祭、復活祭の中での歌姫アヌンツィアータとの悲恋、親友で恋敵でもあるベルナルドとの出会いと決闘を経て(死んだと思っていたベルナルドは助かる)、アヌンツィアータに逃げるように言われ・・占い師フルヴィアの助けでナポリに逃れ、数奇な運命に巻き込まれることに。ナポリでは馬車で出会ったサンタ夫人に引き立てられ即興詩人として奉られもし、盲目の麗しい少女ララを知るが、詩人などに重きを置かない公爵の下へ行った後やむなくその婿と共にローマに戻る。その娘フラミーニアは純真で心が通じ合うが、彼女は教会に召され、失意のアントニオはベネツィアへ旅し友のポッジョを得、市長の姪であるという美しいマリアを知る。ある日、寂れた小劇場でアヌンツィアータと再会するが、病後で美貌も声も廃れ、彼女は何処ともなく去り・・マリアからアヌンツィアータの手紙と形見を受け取り、その経緯と彼女の死を知る。その後、悲しみから逃れるためヴェネチアからイタリア各地を遍歴するが、神経性熱炎を起こし、マリアの告白で彼女がララであると知らされ、結ばれる。

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