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2009年11月10日 (火)

本75・・ダロウェイ夫人

ダロウェイ夫人・・ヴァージニア・ウルフ著

2003020007711923年、6月のある水曜日。第一次大戦の影響が残るロンドンで、クラリッサ・ダロウェイは、自宅で開くパーティのため花を買いに街に出る。心地よい空気が満ち溢れたセント・ジェームズ公園を、ダロウェイ夫人は歩く。五十の坂を越して、自分がとても若いような気もするし、お話にならないほど老けたような気もする。人間のたゆたうような意識の流れを、心に雨のように注ぎ込む瑞々しい生命力に溢れるロンドンを歩きながら、ダロウェイ夫人の意識は青春時代と現在を自在に行き来し、心に無数に降り注ぐ印象を記す。一見何の繋がりも無いかように、登場人物達それぞれの心象風景がロンドンのそこかしこで綴られる。

あらゆる過去の一日が充満した一日を、「意識の流れ」の手法で、生、死、「時」を描いた、モダニズム小説の代表作。

映画では「めぐりあう時間たち」

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