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2009年12月 3日 (木)

本95・・シェリの最後

シェリの最後・・シドニー=ガブリエル・コレット著

51vogi4ytdl__sl500_aa300_第一次大戦後のパリ。復員したものの社会の動乱に適応出来ず無為な日々を送るシェリを尻目に、妻と母は営利と名誉の獲得に奔走。何処にも自分の場所を見出すことの出来ない彼は、唯一の女性レアの許へ帰ろうとする。失われた時と永遠の愛との間を虚しく彷徨する魂を、研ぎ澄まされた感覚で捉えた、「シェリ」の続編。

コレット自身の義理の息子ベルトランとの経験もあり、女の恋愛と美の凋落という老いの狭間で揺れる様(そして、若き美しい愛人の)が描かれる。かつての麗しい薔薇色のあの頃に戻りたいと願う青年が、幾重にも閉ざされた扉の前で、遂に絶望して死を選ぶ。

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