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2010年2月15日 (月)

本116・・にんじん

にんじん・・ジュール・ルナール著

00325531髪の赤い、そばかすだらけの男の子は「にんじん」と呼ばれ、実の母親の苛めにあい愛情に飢え傷つく少年の孤独、という固定観念があるが・・著者の自伝的作品とされる。

それほど父親は無関心でもなし、兄と姉もまあごく普通であり、母親にしても躾は厳しいが「にんじん」の方にもそれなりの理由もあって、母と子の対立はいつの世にも何処にも有りがちであるし、家族といえども相性もあれば気持ちの擦れ違いもある。勿論、子供の成長に歪みが生ずるとなれば、親の影響や責任は大であるが。心の表現を心得ない者同士の悲劇であり、思い込みで相手の術を取り違えてしまう喜劇でもある。

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