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2010年3月 3日 (水)

本123・・マイ・アメリカン・ノート

マイ・アメリカン・ノート・・筑紫哲也著

4022602678カーター政権時代、著者が思いつくまま気の向くまま綴った連載コラム。副題は「ポトマックの両岸」であり、「首都」と「それ以外のアメリカ」という二分法の発想から成り、その間にはポトマックの水深以上の心理的な溝があるとする。

地理的にも時間的にも変化に富んだ国アメリカ。そのアメリカの成り立ちとは、遠く離れた本国の専制的な政府が、現地の実情などお構い無しに勝手な指図をするのに腹を立て反乱して生まれた国である。だが、その結果として別の専制がすぐ身近に生まれるのでは、何のための独立か解からないという警戒心と、それぞれが自由にやりたいという強い個人的自立心があり、それが建国の歴史の中に見出せる。日本人のエコノミック・アニマル(経済的動物)に対し、アメリカ人がポリティカル・アニマル(政治的動物)である故に、中央政権のある左岸に対しての右岸側の意識が成り立つ。

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