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2010年3月19日 (金)

本130・・マタハリ

マタハリ・・マッシモ・グリッランディ著

20457123_mbマタハリ・・天性の美貌を武器にして、第一次大戦中に活躍したスパイというのが周知の事実で、身辺は謎に包まれて来たオランダ人。1917年10月15日、パリ第三軍法会議で死刑の判決を受けたマタハリは、銃殺刑に処せられる。

彼女は異色のダンサーとしてヨーロッパ各地で活躍し、パリでの生活が長く、開戦後二度目のパリ在中に、貴重な情報を少なからず敵側に流していたという咎で逮捕される。開戦当時、彼女はベルリンにいて、数多くの政治家や軍人、警察関係者と接触し、ドイツ軍情報局の一員として活動、フランス国外では、敵方の高官や情報局指導部のメンバーと連絡を取り、1916年以降は、ドイツ側から再三に渡り多額の報酬を受け取る。

少女の頃母親に死なれ、父親とも生き別れ、その後ある軍人と18歳で結婚。その夫との、オランダ領東インド諸島で暮らした数年間が、後の妖艶な舞姫を生む土台に。父親に似て、安穏とした生活に満ち足りる女ではなかったため、二人の子を生しながら、夫と別れ独りパリに出る。東洋から来た神秘的な踊り手という触れ込みで、その東洋的風貌と官能美で一躍ヨーロッパのスターに。やがて第一次大戦が始まると、女としての魅力を売り物に、「H21号」として危険なスパイ網に自ら入り、気が付いた時には既に身動きが取れなくなっていた・・実際は有能なスパイでもなく、彼女の性格もあり、囚われてからは一人残らずの男に裏切られる。享年41才。

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