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2010年7月 5日 (月)

本155・・ねじの回転

ねじの回転・・ヘンリー・ジェイムズ著

9784102041024イギリスの片田舎の古い貴族屋敷、両親に死別してひっそり暮らす幼い兄妹マイルズとフローラ。二人の家庭教師として赴任してきた若い女性が、ある日見たのは、兄妹を悪の世界に引きずり込もうとする亡霊(従者のクイントと前家庭教師のジェスル)の姿。彼女に依頼して来たのはロンドンに住む二人の伯父で、彼らの後見人であるが、家庭教師の手に子供達を委ね、何の話も一切自分に持ち込むなと契約させる。亡霊は他の召し使い達の前には現れず、マイルズとフローラもそれを打ち消す。彼女の妄想ではないかと疑われるが、それなら何故、彼女の見た亡霊達の描写に女中頭のグロースはすぐに誰なのか言い当てられたのか。表向きにはクイントは事故死でジェスルは自殺であったが、どうなのか。当時、二人がどのように邪悪な言動で幼い兄妹に係わったのか。マイルズが何故学校を放校になったのか。天使のような兄妹は、本当に奸智に長けた、亡霊との接触を望む子供達だったのか。

エキセントリックになったフローラはグロースと共にロンドンの伯父のもとに発ち、マイルズは教師と残るのだが、クイントとジェスルの名前を告げ悲鳴を上げ心臓の鼓動が止まる・・「ねじの回転」とは、教師が二人を良い方向に導くためにねじを回すことだが、他のいずれの疑問にも漠然とした説明のみ。

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