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2010年11月 7日 (日)

本166・・マッチ売りの少女

マッチ売りの少女・・ハンス・クリスチャン・アンデルセン著

51bh0z6rxal__sl500_aa300_☆「マッチ売りの少女」・・年の瀬も押し迫った大晦日の夜。小さな少女が一人、寒空の下でマッチを売っていた。マッチが売れなければ父親に叱られるので、全て売り切るまでは家に帰れない。人々は年の瀬の慌ただしさから、少女には目もくれずに通り過ぎて行く。夜も更け、少女は少しでも自分を暖めようとマッチに火を付けた。マッチの炎と共に、暖かいストーブや七面鳥などのご馳走、飾られたクリスマスツリーなどの幻影が一つ一つ現れ、炎が消えると同時に幻影も消えた。流れ星が流れ、少女は可愛がってくれた祖母が「流れ星は誰かの命が消えようとしている象徴なのだ」と言った事を思い出し、次のマッチをすると祖母の幻影が現れた。マッチの炎が消えると祖母も消えてしまうことを恐れた少女は、慌てて持っていたマッチ全てに火を付けた。祖母の姿は明るい光に包まれ、少女を優しく抱きしめながら天国へと昇って行った。新しい年の朝、町の人々が見付けたのは、マッチの燃えかすを抱えて幸せそうに微笑む、少女の小さな屍であった。

☆「旅の仲間」・・愛する父を亡くし身寄りの無くなった信心深いヨハンネスは、不思議な夢を見、葬式を済ませると旅に出る。嵐に遭いお堂に身を寄せると、棺荒らしを見つけ有り金と引き換えに死人を安置する。旅を続ける途中、旅仲間が出来る。夢に出てきた美しい姫に恋をしたヨハンネスは、姫が謎を解けない求婚者を殺すという事にも怖じず求婚する。ヨハンネスが眠っている間に、旅の仲間が三夜続けて姫と魔女の繋がりを暴き、魔女を殺す。ヨハンネスは教えられた通り謎を解き、姫の呪いも解いて目出度く結婚する。感謝するヨハンネスに、旅の仲間は「お棺に安置してくれたお礼だ」と言って消えて行く。

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コメント

童話と呼ばれるものも、歳を重ねて読んでみると全く違って見える、ということにいつも驚きます。

投稿: らむだ | 2010年11月15日 (月) 00時12分

そうですね。
時間を置いて観たり読んだりすると、相手ではなく自分の変化に気付かされます。

投稿: 時雨 | 2010年11月15日 (月) 17時18分

まったくです。気に入った本は、特に何度も読んだりするのですが、読むたびに感想が変わります。

投稿: らむだ | 2010年11月16日 (火) 22時45分

普段どんな本を読まれるのか判りませんが、何度も読みたい本を持つ幸せもありますね。

投稿: 時雨 | 2010年11月17日 (水) 17時25分

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