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2011年1月13日 (木)

本172・・晩年

晩年・・太宰治著

519nckdkgwl__sl500_aa300_☆「逆行」の中の「決闘」・・遊び好きでケチな高校生である私。チマチマ貯めた5円を持って気取ったなりでカフェに飲みに行く。異国の役者に似ているとかでモテ始め、女級達の手相見で的中した勢いで隣の男のウィスキーを盗み飲み。冗談に取られず外でやりあうことになるが、頼みの女級達に止めても貰えず男にやり込められ、無様に溶けた雪の泥中に倒される。

☆「彼は昔の彼ならず」・・働きもせず持ち家を人に貸して暮らす男が、女にだらしなく風来坊のような男に貸したことで、家賃を払って貰えず相手のペースに巻き込まれて難儀するのだが、相手は自分と瓜二つ。

☆「玩具」・・贅沢好きの貧乏嫌いで、どうにかなる、なるだろうと、困れば臆面も無く実家に無心し果てはその土蔵の物を盗みなどし、その日暮らしをしている売れない小説家が、おのれの3才から0才までの想い出を叙述・・誰にも知られず、2才の冬に狂いそして治った。生後8ヶ月目に、ろうたけた祖母に抱かれていたが、祖母はそのまま死に見る間に皺だらけなって、その懐から耐え難い悪臭が這い出た、など。

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