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2011年2月20日 (日)

本178・・華氏451度

華氏451度・・レイ・ブラッドベリ著

51mwpni2cql__sl500_aa300_舞台は、情報が全てテレビやラジオによる画像や音声などの感覚的なものばかりの社会。そこでは本の所持が禁止されており、発見された場合はただちに「ファイアマン」(本来は『消防士』の意味)と呼ばれる機関が出動して焼却し、所有者は逮捕されることになっていた。表向きの理由は、本によって有害な情報が善良な市民にもたらされ、社会の秩序と安寧が損なわれることを防ぐため。密告が奨励され、市民が相互監視する社会が形成され、表面上は穏やかな社会が築かれるが、その結果、人々は思考力と記憶力を失い、わずか数年前の出来事さえ曖昧な形でしか覚えられない愚民になる。ファイアマンの一人であるガイ・モンターグは、当初は模範的な隊員だったが、ある日クラリスという少女と知り合い、彼女との交友を通じて、それまでの自分の所業に疑問を感じ始める。彼は仕事の現場で内緒で拾った数々の本を読み始め、社会への疑問が高まり、それらが上司に発覚し、妻からの告発と共に追われる身に。辛くも追っ手から逃れたガイは、少数の同調者と共に破壊され尽くした街に戻って行く。

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