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2011年3月26日 (土)

本180・・贖罪

贖罪・・イアン・マキューアン著

51bf94uyuol__sx230_1935年のイギリス地方旧家。タリス家の13才の末娘ブライオニーは、脚本家としての自分の才能を信じ、最愛の12才上の兄リーオンの帰省に合わせ劇の上演を準備。両親の離婚の危機で滞在していた従姉弟達への芝居上の不満でそのポスターを破り、子供から大人になりつつある自身の葛藤を抱き広い敷地の散歩に出るが、10才上の姉セシーリアと家内の掃除婦の息子ロビー(ずっと一緒に育って来た)とのやり取りを遠くから見たり、その後の図書室での二人の様子にショックを受け、自分なりの正義感で姉を守ろうと決心。その夜ホームシックで家出した従弟達の騒動の中、2才上の従妹ローラが襲われ、ローラが真実を言わないことに乗じその犯人をロビーと決めつけ断罪する・・ロビーは刑務所から戦地に送られ、セシーリアは家族と決別し、看護婦となりロビーの帰りを待つ。事件から5年後、ブライオニーを許していないセシーリアと休暇帰省していたロビーの下に、作家を夢見る看護婦見習いとして現れたブライオニーが自身の間違いを正すと言う。当時ローラを襲ったのはリーオンと訪れていた成金のポールで、呼ばれていないそのローラとポールの結婚式の帰りに寄ったのだ。まず両親に真実を話し、宣誓弁護士に証言の撤回をする約束をさせられて去るブライオニー・・59年後、1999年ロンドン。多くの者が亡くなり、軽い脳梗塞から痴呆症の入り口にいるブライオニーは、贖罪は終わったとして自身の死後にこの物語を発表の予定とする。

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