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2011年4月12日 (火)

本182・・O・ヘンリ短編集(三)

O・ヘンリ短編集(三)・・オー・ヘンリ著

41o8jzwxfel__sl500_aa300_★「最後の一葉」・・グリニッチ・ヴィレッジの芸術村。スウとジョンジーのアトリエでの5月。肺炎が流行り、ジョンジーが罹る。季節が移り、スウはジョンジーの枕元で挿絵を描いていたが、ジョンジーは自分の病に悲観的で、窓から見える隣の壁の蔦の葉が全部落ちたら死ぬのだと言う。二人の下の階に住むベアマンは落伍者の絵描きだったが、ジョンジーの話を聞き・・最後の一葉は落ちず、ジョンジーが元気を取り戻すが、二人はベアマンの死の知らせを受ける。ベアマンは、雨の夜あの壁に蔦の葉を描き肺炎で死んだのだ。それは彼の最後の傑作であった。

★「天窓のある部屋」・・パーカー夫人のアパート。借り手に高い部屋から案内するのが常だが、貧しい職業婦人のミス・リーマンは天窓のある穴倉のような一番安い部屋を借りる。彼女が玄関の階段に座っていると周りに住人が集まって来、彼女は自分の部屋から見える、ビリー・ジャクスンと名付けた星の話をする。彼女は次第に持ち帰る仕事が減り、体が弱っていく。ある日ドアに鍵が掛かったままなのに女中が気付き、救急車が呼ばれる。救急車の医師は、心得ているように彼女の部屋へ行き救い出す。その医師の名はビリー・ジャクスンであった。

★「都会の敗北」・・ロバートは地方から出、都会で背伸びをしたり悪戦苦闘しながらも弁護士として成功、上流社会のアリシアと結婚し頂点を極めた。ある日、ロバートの母親からの息子を心配する手紙を見つけたアリシアは、二人でロバートの田舎を訪れる。その景色や息吹き、人々に触れたロバートにとって、都会は彼方に飛び退り、田園への狂熱が魂を揺さぶる。すっかり田舎紳士に戻ったロバートが、アリシアを落胆させこれまでかと思ったが、アリシアは、洗練された紳士と結婚したと思っていたが、もっと素晴らしい一人の男性と結婚したことが解ったと告げる。

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