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2011年5月18日 (水)

本187・・デイヴィッド・コパフィールド

デイヴィッド・コパフィールド・・チャールズ・ディケンズ著

407david誕生前に父を失ったデイヴィッド。大伯母ベッツィ・トロットウッドは、生れて来るのが女の子だと信じ見舞いに来るが、男の子であったことに裏切りを感じ、家を出て行く。心優しい母と陽気で献身的な乳母ペゴティー等と幸せに暮らしていたが、冷酷な男マードストンに言葉巧みに言い寄られ、世間知らずな母は再婚してしまう。結婚後マードストンとその姉は我が物顔で家に居座り、ディビッドは厳しい寄宿学校へ入れられ(そこでスティアフォースに助けられる)、母は心身衰えて赤ん坊と共に死亡。デイヴィッドは、母の死後学校を辞めさせられ酒屋に小僧に出される。貧乏人ミコーバーのもとで暮らすが、ミコーバーが負債を払い切れず捕まり、デイヴィッドは大伯母に助けを求めるためロンドンまで乞食のような逃避行。

ロンドンで大伯母に保護されると、学校に行くためその友人である弁護士ウィックフィールドのもとで暮らす。ウィックフィールドの娘で理想的な女性のアグニス、不気味な書生ユライア・ヒープらと知り合う。学校を卒業するとかつての旧友スティアフォースに出会い、その後一緒に漁師であるペゴティーの兄のもとを訪れる。しかしスティアフォースはペゴティー家の姪でデイビッドの幼馴染エミリー(ペゴティー家の甥ハムと婚約したばかり)と駆け落ちし、皆の心に深い傷を残す。

デイヴィッドはスペンローの法律事務所で学び始めるが、その後そこの娘ドーラに一目惚れし密かに婚約。ところが大伯母が破産、さらにユライア・ヒープがウィックフィールドの事務所を乗っ取ろうとしていることが判明。スペンローが突如他界すると、デイヴィッドは速記を習得し報道記者として自立、ドーラと二人で暮らし始めるが、ドーラは幼稚で伴侶として不足していることに気付く。一方、事務所を乗っ取ったユライア・ヒープに対し、その秘書となっていたミコーバーはユライアの姦計を見事に暴き証拠として突きつける。ミスタ・ペゴティーはハムを地元に待たせ、エミリーを探す過酷な旅に出ていたが、数年後スティアフォースに捨てられたエミリーが見つかり、ミスタ・ペゴティーやミコーバーらと豪州へ。

病弱だったドーラは、病に罹ると間も無く死亡。デイヴィッドはヨーロッパ大陸旅行に出掛けることを計画するが、その出発前にスティアフォースとハムの死(ハムは嵐の中遭難船を助けに行って、スティアフォースはその遭難船で打ち上げられて)を知る。傷心のうちにヨーロッパを彷徨う中、デイヴィッドは自分の心はアグニスに惹かれていると自覚。大陸で作家として成功したデイヴィッドは、イギリスに戻りアグニスと結婚。その後出世したミコーバーの伝言を持ち、エミリーと落ち着いた静かな暮らしをしているミスタ・ペゴティーが、二人の元を訪れる。大団円。

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