« 映画142・・危険な遊び | トップページ | 絵画148・・イーストマン・ジョンソン »

2011年8月 9日 (火)

本199・・おやゆび姫

おやゆび姫・・ハンス・クリスチャン・アンデルセン著

01831346★「おやゆび姫」・・親指姫は、チューリップの花から生まれた親指ほどの大きさしかない小さい少女。ある日、ヒキガエルに誘拐され、魚達の助けで何とか脱出し、その後、コガネムシに誘拐され更に置き去りに。秋になり、親指姫はノネズミのお婆さんの許に居候するが、隣の家の金持ちのモグラに結婚を強要される。しかしモグラの家にいた瀕死のツバメを介抱、結婚式の日に親指姫はツバメと共に花の国へ。そこで親指姫は花の国の王子様と結婚。

★「ヒナギク」・・田舎の別荘の花壇には色鮮やかな花たちがあるが、周りの芝生の中に一本のヒナギクがひっそりと咲いている。日差しをいっぱい浴びて風の香りに包まれヒバリの歌に耳を傾けるヒナギク。ヒバリが事もあろうに彼女にキスしたことで、花壇の花たちが嫉妬。翌日ヒバリは人間に捕まって篭に入れられ嘆くが、ヒナギクは何も出来ない。子供がヒナギクのいる芝生を篭に入れたのでヒバリの傍に行けたが、ヒバリは水が無くて死ぬ。子供は泣いて死んだヒバリを庭に埋めたが、悲しむヒナギクは間もなく道端に捨てられ思い出す人もいない。

★「年の話」・・一月の末。吹雪の中に、澄んだ目をした冬であるおじいさんが座っている。やがて春になり、コウノトリに運ばれた二人の小さな子供と入れ替わる。日差しが温かく新緑の森と花の咲く中、子供たちは育ちやがて結婚。稲妻と雨の後、きらめく太陽の下の沖合いの岩に、夏である逞しい男が座っている。森の木の葉が金色や赤に色づき、実り豊かな秋が来る。とうとう森の木の葉も散り出し冷たい風が吹き出す。年の女王はいなくなり、すっかりおじいさんになった年の王は雪と氷の世界の中、自分の一生を思い出しながら、春の子供たちの後見人になるべく去年の冬と同じにじっと南を見つめて座っている。

|

« 映画142・・危険な遊び | トップページ | 絵画148・・イーストマン・ジョンソン »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 映画142・・危険な遊び | トップページ | 絵画148・・イーストマン・ジョンソン »