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2011年9月18日 (日)

本205・・雪のひとひら

雪のひとひら・・ポール・ギャリコ著

28330356雪のひとひらは、ある冬の日に生まれ、はるばるとこの世界に舞い降りて来た。それから丘を下り、川を流れ、風のままにあちこちと旅を続けて、ある日愛する相手に出会う。ひとりが二人に、二人がひとりに。この時、人生の新たな喜びと悲しみが始まる・・雪のひとひらが終始はっきりした個の自覚に支えられ、生きるも死ぬも、美を思い愛を思うことも、全ては自分一個の問題であり、己の判断で自問自答のうちに解決し、死すべきものの儚さ脆さ、ひとつの寄る辺無い魂の偽り無い姿が表される。ひとりの女性の誕生から死に至るまでを描き、愛する者たちを悉く失ったあとの淋しさを思い知る孤独の後、最後に創りたもうた存在に迎え入れられるという、いわば女の一生をファンタジーの形式で綴った愛と生涯の物語。

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