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2012年1月11日 (水)

本212・・モーパッサン短編集Ⅲ

モーパッサン短編集Ⅲ・・ギ・ド・モーパッサン著

41xnt4214rl__sl500_aa300_★「狂女」・・度重なる不幸(25才の時、1ヶ月の間に父・夫・赤ん坊を亡くす)で気が変になった女が、悲しみに打ちひしがれて床に寝付く。ばあやの世話のみで15年が経つが、戦争でプロシャ軍の侵入により12人の兵士が割り当てられる。何としても彼女が起き出て来ないため、士官が命令し寝床ごと森の中へ連れ出される。春になり、ばあやも死に、占領軍は撤退。森へ行ってみると髑髏が・・狂女は布団ごと寒い荒れた森に置き去りにされ死んだのだ。

★「従卒」・・リムーザンの連隊長の夫人の埋葬。彼女は風呂で自殺した。夫の大佐が悲しみのまま墓地から戻ると、机の上に亡き妻からの手紙が・・何も知らぬうちに嫁いだ妻は後に恋に落ちてしまい、夫の従卒が二人の手紙を取り持っていたが、ある日逢引きの場所に行ってみると従卒が居り脅迫され関係を持ってしまう。恥と夫への申し訳なさで自殺に至るが、手紙は何も知らない恋人経由で夫の下に届けられたのだ。大佐は従卒を呼び、妻の恋人の名を言わせ、その途端その眉間に銃弾を打ち込む。

★「月光」・・夫婦で旅に出ていた姉が妹のもとを訪れるが、うら若い姉のこめかみの白髪を見つけた妹がその訳を訊ねる・・夫は善良で誠実だが、理性的過ぎて微妙な女心を理解せず、妻は淋しい思いをしていた。ある月光の夜にひとり散歩に出、我も知らず泣き暮れていたところ、知り合いの男性が紳士的に声を掛け共に語り合いながら散歩するうち、恋に惑わされてしまった。

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