« 絵画197・・リン・シェイラー | トップページ | 絵画198・・シャルル・ジャラベール »

2012年2月13日 (月)

本216・・高慢と偏見

高慢と偏見・・ジェーン・オースティン著

51da06kq4bl__sl500_aa300__2舞台は18世紀の田舎町。五人姉妹のベネット家では、ベネット氏が死ねば資産は従兄弟の手に。氏は書斎にこもり我れ関せずだが、浅薄な夫人は娘達を金持ちの所に片付けようと躍起。

近所に独身の青年資産家ビングリーが越して来る。ベネット夫人は早速娘を引き合わすべく舞踏会の約束。美しい長女ジェーンとビングリーは印象悪からぬ出会いをするが、次女エリザベスはビングリーの友人で気難し屋のダーシーが自分達の事を軽んじる発言を聞き、その高慢さに反感を抱く。ダーシーはエリザベスの知性と活発さに惹かれるが、プライドの高さが災いして格下の家のエリザベスと打ち解けられず。

同じ頃、町には軍隊が駐留。色男の青年士官ウィカムに下の妹達は夢中。聡明なエリザベスも惹かれ、彼からダーシーの亡父の被保護者だった過去と、相続するはずの遺産をダーシーに奪われたと聞き、鵜呑みにしたエリザベスはダーシーへの反感を強める。

ベネット家の財産相続権を持つコリンズ牧師が現れ、中身の無いおべっか使いに辟易するが、結婚相手を求めていると知った途端ベネット夫人は態度を一変。エリザベスを押し付けようとするが、コリンズに我慢ならないエリザベスは断わる。コリンズはエリザベスの親友のシャーロットと結婚。エリザベスは彼女に失望し掛けるが、器量が悪く20代後半まで独身だったシャーロットにはやむを得ない選択と納得。

急速に親密になったビングリーとジェーンだが、突然ビングリー達がロンドンに帰る。ジェーンはショックを受け、気分転換も兼ねてロンドンまで行くが会えず彼を諦めてしまう。エリザベスはシャーロットに招かれ訪れて、コリンズの後見人を務める資産家・キャサリン夫人を訪問すると、そこに嫌いなダーシーの姿。彼はキャサリン夫人の甥で、夫人からは娘との結婚を望まれる。ダーシーから突然求婚されエリザベスは驚くが、相手の言葉の端々に表れる格下の家柄への高慢な態度や、ジェーンの邪魔をしビングリーを帰したのが彼だったと知り、怒りに任せ罵り拒絶。

翌朝ダーシーから渡された手紙に、ジェーンがビングリーに気が無いと誤解し別れさせてしまったことへの謝罪、ダーシーの見下した態度がベネット夫人や妹達の下品な振舞から出たものだったこと、そしてダーシーの家への恩を仇で返すウィカムの過去の悪行(金銭問題や妹へのかどわかし)等が。思い当たる事ばかりで、エリザベスは自分がダーシーに偏見を持っていたと悟る。

エリザベスは善良な叔父叔母のガードナー夫妻に誘われて再び旅行。旅程にはダーシーの領地ペンバリーも含まれ、罪の無い彼を侮辱した恥ずかしさで、主人不在という話を信じてお屋敷見学したが、早く帰ってきたダーシーと再会、ダーシーが身分の低い叔父夫婦にも紳士的に接するのを見て、高慢な態度の変化を感じる。

そこへ、郷里から末の妹のリディアとウィカムの駆け落ちの報せ。ベネット氏とガードナー氏が探しに出かけるが不首尾、その後ガードナー氏から、ウィカム達はロンドンで見つかり、ガードナー夫妻が借財を払い持参金を肩代わり、その場で結婚させた(実はダーシーの計らい)と。ビングリーが戻って来、ジェーンとの仲を引き裂いた責任を感じたダーシーが促し、ジェーンにプロポーズ。

キャサリン夫人が突然ベネット家を訪問。ダーシーとエリザベスの婚約の噂の真偽を問い質しに。エリザベスは否定したが、夫人が今後も婚約せぬよう告げると、約束出来ないと突っぱねる。

キャサリン夫人の干渉で互いの気持ちを確認した二人は、ベネット氏に婚約の意を告げ、エリザベスから今までの事を聞きダーシーが誠実な人物だと解ると、娘の幸せを祝福。ダーシーを忌み嫌っていたベネット夫人は、現金にも大資産家が娘を貰ってくれると判り手放しで喜ぶ。やがてキャサリン夫人の怒りも解ける。

|

« 絵画197・・リン・シェイラー | トップページ | 絵画198・・シャルル・ジャラベール »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 絵画197・・リン・シェイラー | トップページ | 絵画198・・シャルル・ジャラベール »