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2012年6月16日 (土)

映画152・・ベニスに死す

ベニスに死す(1971・伊、仏)

Img_1609648_54380201_0_2原作・トーマス・マン、監督・ルキノ・ヴィスコンティ、出演・ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン、シルヴァーナ・マンガーノ・・

作曲家マーラーをモデルに、その音楽(交響曲第5番 第4楽章アダージェットが、本作公開で大ブレイク)と共に芸術的で退廃的な世界観を描く。

1911年、静養でヴェネツィア(ベニス)を訪れた老作曲家(原作では作家)のアシェンバッハ(ボガード)。宿泊先のホテル。夕食を待つサロンで、美しい少年を目にし心を奪われる。優雅な母親(マンガーノ)と姉妹達、家庭教師と宿泊する14歳のポーランド人少年タジオ(アンドレセン)だった。透き通るような美貌と、なよやかな肢体、ギリシャの彫像を思わせるタジオ。以来、浜に続く回廊を彼を求めて彷徨うようになったある日、タジオに見詰め返されて思わず動揺、アシェンバッハは、この地の熱帯性の季節風が辛いことを理由に、急拠ベニスを発つ決意をするが・・

荷物の手違いで出発出来ず、喜びと共にホテルに戻ったアシェンバッハ。そんな中、ベニスの街中で消毒が始まる。尋ねると疫病(コレラ)が流行しているという。やがて自らも感染した彼はまるで死に化粧のように白粉と口紅、白髪染めを施し、タジオの姿を求めてベニスの町を徘徊。

疲れ切ったアシェンバッハは体を海辺のデッキチェアに横たえ、煌く陽光を背景に友人とはしゃぐタジオの姿を見詰め、流れ落ちる汗と涙で化粧は醜く落ち、それでも笑みを浮かべ死んでゆく。

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 就職活動 | 2012年11月 9日 (金) 01時52分

有難うございます。
どうも恐れ入ります。

投稿: | 2012年11月11日 (日) 22時52分

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