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2012年10月

2012年10月28日 (日)

絵画212・・エドガー・マクサンス

エドガー・マクサンス(1871~1954)

象徴主義・フランス画家。ボザールでモロー等に学び、1894年からサロン展示し審査員も。中世と神話を描く。1920年、ルルドのロザリオ大聖堂に聖母の天井画。

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2012年10月14日 (日)

本238・・軽蔑

軽蔑・・アルベルト・モラヴィア著

51l9sih32hl__sl500_aa300_何らかの理由から不意に夫を愛さなくなり、寄せ付けなくなった妻を前にしての男の孤独を描く。

主人公リカルドは若い劇作家。タイピストをしていた妻エミリアと2年前に結婚。貧しい育ちの妻の要望で高い年賦のアパートを買い、その代金を作り出すため心ならずも映画のシナリオを書く。アパートに移った途端、エミリアは別に寝ると宣言し、以来よそよそしくなり理由も要領を得ない。何度も問い質すうち、既に愛も無く軽蔑していると。

アパートの支払いを考え仕事を得るため、エミリアに接近するプロデューサーに追従しているように映ったのか。エミリアにとって、家への執着からそれが一層侮蔑的だったのか。理性的に考えようとするリカルドは、エミリアが一切の説明を拒む(説明出来ない)ため、確認することも歩み寄る方法も掴めず右往左往し懊悩。ユリシーズが出征前に、言い寄る男等に妻ペネロペ委ね軽蔑を買うが、男等を追い払い妻を取り戻した逸話に、自身の境遇との類似性を認めるものの解釈の相違とするリカルド。

「オデュッセイア」のシナリオを書くため、カプリ島のプロデューサーの別荘に夫婦で滞在中、彼の居ぬ間にエミリアの首筋に接吻するプロデューサー。リカルドはそれを暗がりのベランダから目撃し、エミリアもそれに気付く。この仕事を断り翌日発とうと促すが、実家にも戻れず今更タイピストに戻りたくないエミリアはここに残ると言う。翌朝起きると、プロデューサーと出発するというエミリアのメモ。カプリを徘徊して戻ると、プロデューサーからエミリアの死(スピード狂のプロデューサーの車での、急ブレーキに因る衝撃死)を知らせる電報。

19世紀の孤独は愛する相手の一時的不在や死に別れだったが、現代では傍にいて理解し合えないという救い難い孤独であると。

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2012年10月 5日 (金)

絵画211・・ドゥバ=ポンサン

ドゥバ=ポンサン(1847~1913)

アカデミック絵画のフランス画家。14歳で地元ボザール後、パリのボザールでカバネルに師事。1870年サロンデビュー、普仏戦争従軍。74年トロアヨングランプリ、75年ローマ賞、89年万博銀賞。

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