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2013年12月15日 (日)

本260・・贖罪

贖罪・・湊かなえ著

20130526163447015年前、田舎町で女児がレイプ殺害された。一緒に遊んでいた4人の女の子達は、犯人と思われる男と言葉を交わした筈が、何故か顔を思い出せず、事件は迷宮へ・・

3年後、町を去る前に、娘・エミリを喪った麻子は彼女達に告げる。あなた達を許さない、必ず犯人を見付けなさい、出来ないのなら私が納得出来る償いをしなさい、と。

十字架を背負い成長した4人に降り掛かる悲劇の連鎖・・

∇紗英・・一人生理の始まっていたエミリが殺されたことで、大人になったら自分も・・と恐れ生きて来たため、25歳現在も生理が無い。麻子の夫と血縁の孝博に求婚され海外での新生活を始めるが、昔のフランス人形盗難事件の犯人が彼と知り、その異様な性癖に怯え、争った弾みに彼を殺してしまう。

∇真紀・・しっかりした子だと言われ育つが、事件直後、恐怖で家に隠れた事に忸怩たる覚えがあり、長じて小学校の教師に。プールの授業で異常者が暴れ込み、先輩教師が逃げたため、当時の事件の像が重なり犯人をプールの中へ蹴り倒す。自分の刃物で傷ついていた犯人は失血死。

∇晶子・・男っぽく平凡で、優しい兄・幸司を持つが、事件後、引き篭もりに。出来の良い幸司が、子持ち(娘・若葉)で過去のある女・春花と結婚。兄の家を訪ねた時、若葉に性的悪戯(春花が性交渉を拒否し、娘を宛がった)をする兄にエミリの事件が重なり、心神喪失状態で兄を殺してしまう。

∇由佳・・姉・真由を偏愛する母に、事件直後も顧みられない。寂しさから警官に懐き、その警官移動後は万引きに手を染める。姉の夫が警察官でもあったため、一途な思いで身篭る。気侭な真由に知られるのを恐れた義兄に詰め寄られ、殺される恐怖で階段から突き落とし、義兄は死ぬ。

∇麻子・・娘・エミリは、結婚前に妊娠した子。お嬢様育ちで、友人・秋恵を翻弄し、自殺した彼女と相愛だった南篠が父親。

・・麻子が隠していた秋恵の遺書を偶然発見し、当時の経緯を知った南篠は、麻子を恨みエミリをレイプし殺したのだ。実の娘だとも知らず・・

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