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2014年1月

2014年1月30日 (木)

絵画280・・エリザベッタ・シラーニ

エリザベッタ・シラーニ(1638~1665)

イタリア画家。G・レーニのアシスタントだった父ジョヴァンニ、ボローニャでL・カラッチに学ぶ。17歳で独立し、早描きで多作だったが、父親に全て搾取される。女性のための美術校を創設し、27歳で謎の死を遂げる。
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2014年1月26日 (日)

絵画279・・パオロ・ヴェロネーゼ

パオロ・ヴェロネーゼ(1528~1588)

イタリア画家。14歳でアントニオ・バディーレに弟子入りし、マニエリスム絵画を学ぶ。48年からドゥオーモのフレスコ画を始めとし、教会や庁舎等の天井画を描く。調和のある風景描写とその色彩感覚に定評があり、後への影響大。
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2014年1月23日 (木)

絵画278・・レオン・コニエ

レオン・コニエ(1794~1880)

フランス画家。1812年からボザールでドラクロワやジェリコー等と共にナルシズ・ゲランに学び、17年ローマ賞。63年からボザールで教鞭を執り、多くを輩出。
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2014年1月19日 (日)

本265・・臨場

臨場・・横山秀夫著

51nlfwuyhml__sx230_心中を語らず、鑑識畑一筋の鋭利な「検視眼」は伝説化し、終身検視官とされる倉石。辛辣で 組織の子宮を食い破って現れたような無頼だが、部下の信頼は厚く、慕う刑事・課員・記者は後を絶たない。

∇「赤い名刺」・・倉石の下で見習い中の一ノ瀬は、倉石を尊敬しつつも将来への野心を抱く。事件の一報で遺体の資料がFAXされるが、それは一ノ瀬のかつての不倫相手・ゆかり。一ノ瀬の葛藤が始まる。遺留品に自分と結びつく名刺が発見されれば警察官としての将来は終わる。急行し証拠を回収せねば。動揺を倉石に見透かされているのではないかという恐怖と不安。現場を仕切れとの命令で調べ、「結婚するの」と見せた指輪が無い事に気付くが、殺人の痕跡が見付からず、縊死と判断するしかない。隙を見て名刺の挟まった手帳をポケットへ。帰宅し手帳の名刺を見ると、名前や肩書き等は赤いハートで埋まっていた。ゆかりの思いを知った一ノ瀬は、現場に戻り倉石に全てを話す。殺したのは、分かり難い内開きのドアを当たり前のように開けて現場に来た、指輪の贈り主の監察医・谷田部。

∇「鉢植えの女」・・表題事件と併発した事件。家庭に疲れた45歳の主婦・裕子は、サイトで知り合った一回りも年下の男に溺れ、捨てられる位ならと青酸カリで無理心中。一ノ瀬は現場で、この事件を「倉石学校」の卒業試験とし張り切る。悶絶の形相の男と、穏やかな死に顔の裕子。不自然な状況での一ノ瀬の結論に、倉石は「検視で拾えるものは根こそぎ拾ってやれ」と。倉石が別件から戻ると、再試験を待つ一ノ瀬。再結論に「上出来だ」と言い立ち去る倉石。感謝と寂しさ、その背中への決意、一ノ瀬は事件後栄転。

∇「餞」・・定年を控えた小松崎刑事部長。郵便物の整理をしていると、13年前から届く「霧山郡」とだけ記された、差出人不明の年賀状や暑中見舞いが去年の年賀状を最後に途絶え、やはり死んだのかと気になる。倉石に相談すると、霧山郡で昨年亡くなった中に溺死した77歳の老婆がいたと。後遺症で杖無しでは歩けない体で、1Kの上り坂を歩き川に流された。老婆は小松崎の産みの母親で、自殺ではなかったかと悔やむ小松崎に、陰ながら見守っていた息子を誇りにしていた筈だ、事故だったのだと念を押す倉石。

∇「黒星」・・婦警の小坂留美。男運が悪く落ち込んでいた時、同期でかつて一人の男(国広)を取り合い、10年前に警察を辞めた友人・春枝から電話。明るい様子と「明日あたり会うかもね」の言葉で切れた。翌朝、留美は春枝の遺体の前にいた(車の排ガス死)。誰もが自殺と判断する中、倉石は殺しだと断定。季節に関わらず冬の詩ばかりの絵葉書。婚家を追われ子供も取られていた。1ヶ月だけ部下だった春江の死の真相を探るため、敢えて黒星に甘んじた倉石。死に際し、春江は未だ想い切れなかった国広からの口紅を付けて。

∇「十七年蝉」・・勤続15年、幾つもの部署を渡り歩いて来た巡査部長・永嶋に、倉石の部下としての辞令。不慣れな仕事に忙殺される中、不良高校生の射殺事件。倉石の口から出たのは「十七年蝉」という言葉、永嶋も聞いた事があった。十七年周期で起こる類似の事件・・17年前、16歳の永嶋は互いに何処にも居場所の無い朱美を恋人にしていたが、ある時、朱美が不良達に騙され輪姦される。永嶋はバットを手に彼等を半殺しにしたが、輪姦の発覚を怖れた不良等は仲間内の喧嘩とした。1ヵ月後、朱美が手首を切って自殺・・孕んだ朱美の母を捨てた大学教授の父親が、愛ではなく、本能で子孫を経たれた憎しみで起こした事件。永嶋は、あの1ヶ月腫れ物のように守るだけで触れずにいた自分に朱美は決別したのかと悔いる。「死者にも自由はある、もう手放して逝かせてやれ」との倉石の言葉。17年前、半狂乱の永嶋を現場から遠避けた検視官が倉石だった。

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2014年1月16日 (木)

絵画277・・A=ジャン・グロ

A=ジャン・グロ(1771~1835)

フランス画家。85年からダヴィッドの画塾、コレージュ・マザランで学ぶ。93年以来イタリア・ジェノバでナポレオンに厚遇されるも、99年パリに戻りボザールで教鞭等。ロマン主義台頭の中、古典主義の束縛からセーヌ川に投身自殺。

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2014年1月12日 (日)

本264・・第三の時効

第三の時効・・横山秀夫著

Img_543418_16454289_0∇「沈黙のアリバイ」・・F県警一課の強行犯一班長・朽木は、理論派で青鬼と呼ばれ笑わない男。9年前、事件現場へ急ぐ朽木の乗った車が、幼い女の子を撥ねて死なせた。通夜での母親の言葉が今も耳に付いて離れない。「二度と笑わないと誓って下さい!」・・ 担当する現金強奪殺人事件。主犯は逃亡、共犯とされる湯本を拘留するも物証が無い。朽木の部下・島津の取り調べは難航、拘留期限間際に自白が取れる。 第一回公判日、朽木等の見守る中、湯本は全て警察のでっち上げと翻し、当日のアリバイを主張。「落とした」積りの島津は完全に舐められ、罠に嵌り恐喝までされ追い込まれる。小賢しい湯本を朽木が落とす。

∇「第三の時効」・・15年前に発生した殺人事件の時効目前。被害者の妻・ゆき絵は犯人・武内の子を宿し、娘は14歳。時効成立時に武内がゆき絵に接触してくると考えた冷徹な公安崩れの二班長・楠見は親子をマークし続ける。第一の時効、事件発生から15年後。第二の時効、犯行直後に武内が海外逃亡したため、第一の時効から7日後。そして第三の時効・・殺したのはゆき絵、武内とは昔馴染み、身代わりに時効まで逃げさせた。見抜いた楠見が仕掛ける。ゆき絵の時効は7日前だが、起訴状の執行を遅らせていた。

∇「密室の抜け穴」・・全ての出入り口が監視されていたマンションから抜け出した容疑者(暴力団員)。容疑者はどうやってマンションから消えたのか、誰が容疑者の脱走を見逃したのか。閃き型の捜査手法を持つ三班長である病み上がりの村瀬が、この密室の謎を第二の密室(県警内に設けられた断罪裁判会議室)を用いて解き明かす。暴対課の刑事が犯人に抱き込まれ情報を流していた。

∇「ペルソナの微笑」・・判断力の至らない無垢な子供を利用して殺人を犯し、逃げ遂せる犯人。残された子供は自分の加担した罪を悔い、ペルソナを被るしかない。朽木が抜擢した部下・矢代がトラウマからこの「ペルソナの微笑」を持つ。道化を演じることで過去を自分の中に閉じ込めて来た。それを陰ながら知る朽木が、矢代のペルソナを壊させるため犯人を落とさせる。

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2014年1月 9日 (木)

絵画276・・ピエール・ミニャール

ピエール・ミニャール(1612~1695)

フランス画家。シモン・ヴーエのアトリエ、35年からローマでラファエロ等ボローニャ派の形式美を学ぶ。ル・ブランの好敵手で、プッサン派とルーベンス派の内、後者に属す。90年からボザール院長。

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2014年1月 5日 (日)

本263・・半落ち

半落・・横山秀夫著

C0113733_2102821捜査一課の警視・志木に、上司から「現職警察官に因る、妻殺人の取り調べを担当せよ」と。自首した犯人・梶(信頼される教養科警部であり、穏やかで澄み切った眼を持つ)は、アルツハイマーの妻を殺害した動機・経緯は話すが、出頭するまでの「空白の二日間」の供述を拒否。家宅捜索等で、歌舞伎町へ行ったらしい事が判明し、自宅には「人生五十年」という書。志木は供述をじっくり取ろうとするが、「歌舞伎町」に因るイメージを恐れた上層部は、梶に虚偽の供述をさせるよう志木に強制。

事件は検察に回され、志木に捜査を託された検事・佐瀬は、供述の捏造を見抜き、県警の調査に乗り出そうとした時、横領の疑いで内偵を受けていた検察内部の人間が置き引きで逮捕される。県警は検察に「逮捕は検察内部の調査で行われた」事とする代わりに、梶の供述の捏造を黙認するよう持ち掛け、検察が応じた事で、県警の不正を暴こうとした佐瀬の努力は葬られる。

佐瀬と同期の弁護士・植村は、被害者の姉(梶の義姉)康子から梶の弁護を依頼され、康子から梶が歌舞伎町に行った事を確認するが、梶からは証言を得られず。不完全な証言では不利として、康子の証言を伏せる。

副裁判官・藤林は、警察発表に疑念を持ちつつ初公判に臨むが、警察・検事・弁護士までが、「空白の二日間」に口を噤む。裁判官だった藤林の父もアルツハイマーで、梶の妻と同様に「自分がまともなうちに殺してくれ」と、妻に頼んでいた事を知る。裁判で、佐瀬は懲役4年の短い求刑。藤林は本当の優しさは殺さない事だと信じ、執行猶予を付けず。刑務官・古賀は、新参の受刑者・梶(自殺の恐れあり)の処遇に困る。梶を案じる志木から度々電話が入り協力を求められる。

13歳の息子を白血病で喪い、病の進行を恐れる妻の懇願で手に掛け、失う物は無い(直後に自殺未遂)筈。何故、妻をそのままに歌舞伎町へ行き、尚且つ秘匿するのか・・6年前、息子と同じ歳・病いの少年のドナーに。歌舞伎町のラーメン屋で働く少年に、正体を明かさず一目会いに行った。せめてもう一人救えたらと、51歳のドナー制限の日まで生きる事に。志木が現在19歳の少年を発見、共に梶を訪れる。少年の感謝と命の繋がりへの哀訴に梶は咽ぶ。

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2014年1月 2日 (木)

絵画275・・ジャン=ジョゼフ・ウェーツ

ジャン=ジョゼフ・ウェーツ(1846~1927)

ベルギー画家。58年からルーべのボザール、67年からパリのボザールでカバネルに学ぶ。

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