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2014年2月 2日 (日)

本266・・シンメトリー

シンメトリー・・誉田哲也著

9784334749040_1l∇「過ぎた正義」・・少年刑務所の塀沿いの道。刑事・姫川が辞めた刑事・倉田と10度目の訪れで出会う。監察医の疑いから2人の元少年犯罪者の死を追い始めたが、倉田が両捜査に関わっていた。彼の過去を探る内、その息子が殺人犯として少年刑務所に居り、妻が被害者の父親に殺害された事を知った。息子の事件で辞めた倉田は正義感の強い名刑事だった。姫川が倉田に率直にぶつけると、2人の元少年犯罪者殺害の関与を認める。2人を誘拐殺人した一人の少年は心神喪失で無罪となったが、逮捕までの8ヶ月間精神疾患を学び詐病だった。もう一人は4人を強姦し2人を殺害したが、15歳だったため1年の不定期刑で、その後も更生したかに見せ妹を犯し続けた。殺人を犯したら命で贖うしかないとする倉田と、出所間近の倉田の息子と倉田自身の命も守りたいとする姫川。
∇「右では殴らない」・・薬物の痕跡のある劇症肝炎死が相次ぐ。携帯から女子高生・美樹の援交が浮かぶが、援交のどこが悪い、社会なんて関係ない、貰った薬を横流ししただけと嘯く。キレた姫川は、社会と関わらずに生きるとはどういう事か、いずれ知らん顔で結婚する積りなら甘い、危険を承知で自分は使わず他に撒き散らす方が罪は重い、「舐めんじゃないわよ」と、美樹の顔横の壁に右拳を激突させた。教訓、キレても右で壁を殴るのは止めよう。
∇「悪しき実」・・男か死んでいるとの通報。すぐに見つかった通報者の女は、同居していた男の素性を明かさず自分が殺したと言う始末。自殺か他殺か。男の左半身の体温の冷え方が遅く、一晩女が添い寝していた。部屋に木製の複数の小さな人形。服役歴のある男は、女を守るため殺し屋をしていた。男は贖いの樒の地蔵達を残し、耐え切れず自殺。樒・・その実は毒を有す。

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