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2014年4月10日 (木)

本272・・夏を喪くす

夏を喪くす・・原田マハ著

32825102∇「天国の蠅」・・優しいが、遊び人でいい加減な父は、口だけ上手く借金を繰り返し、高校生の娘・範子のバイト代にまで手を出そうとし、詐欺紛いのセールスで失踪。母と苦労し、範子はバイト先の心を寄せた先輩にレイプの様に関係される。その夜、父があのバイト代と「詩」を残し、先輩を待ち伏せし必死にボコり、母の入院代を払い再び消える。父の詩・・この先行く道すらも白く煙らせて、雪よ何故そんなにも降るのだ、もう二度と飛べない蠅を、天国にすら行けない蠅を、清めてやろうと言うのならば、雪よせめて蠅ではなく花の蕾を・・
∇「ごめん」・・陽菜子と夫の純一は結婚10年。子供は居ず、仕事と恋愛を謳歌する陽菜子。ある日、夫が事故で意識障害の身に。若い恋人は去り、姑の非難の中、陽菜子は夫のある秘密を見付ける。2年前からの見知らぬ宛先への小額の振り込みと返金。訪れた高知(以前の夫の赴任先)で辿り着いた、屋台の美しいおかみ。その静謐な優しさに触れた陽菜子は、名乗り訳を尋ねる。「流れた子供の供養料」。不妊の妻への夫の気遣いに気付く陽菜子。・・ごめん・・ゆるす・・

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