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2014年6月22日 (日)

映画166・・アデルの恋の物語

アデルの恋の物語(1975・フランス)

O0403030211858154302監督:フランソワ・トリュフォー、出演:イザベル・アジャーニ、ブルース・ロビンソン・・
ヴィクトル・ユーゴーの次女アデルの日記を原典に映画化したもの。
1863年、カナダ・ハリファックスにアデル(アジャーニ)が上陸し、サンダース家に下宿。翌日、公証人を訪ね英国騎兵中尉アルバート・ピンソン(ロビンソン)の捜索・調査を依頼。彼こそがアデルが想って止まない、かつて一度だけ愛し合った男。英領ガーンジー島の両親の下を出奔し、一人異国の地を踏んだのも、ひたすら中尉に逢いたいがため。伝手を頼り手紙を託し続けるが素気無く無視される。父ユーゴーにも頻繁にピンソンへの追慕の念や生活費無心の手紙を出す。数日後、思いがけずピンソンが訪れる。アデルは執拗に二人の愛の確認を迫るが、既に彼女に心の無いピンソンの態度はつれない。「愛しているなら僕を自由にしてくれ」と頼み、両親の下に帰るよう幾ら諭しても、泣き叫び縋る女の心情がなおさら男の気持ちを遊離させる。孤独と焦燥に囚われたアデルは連夜の如く悪夢を見、とうとう心労で路上で倒れ、病床から両親へピンソンとの婚約を書き送り、ユーゴーから結婚承諾書が届く。新聞報道に依り上司から叱責されたピンソンは、アデルの仕組んだ嘘を知る。催眠術師を使ったり、ピンソンと某令嬢との婚約に横槍を入れたりと、何かに駆り立てられる様に常軌を逸した行動に走り、自らを狂気の淵に追いやって行くアデル。
アデルの母が死に、ピンソンの隊がバルバドス島へ派遣される。襤褸布の様な鬼気迫る姿で男を追い、ピンソン夫人と名乗り、島の通りをふらつくアデル。ピンソンが彼女と再びまみえた時、熱病に罹ったアデルは既にピンソンの見分けもつかない。
数日後、ユーゴーの知人に伴われフランスに戻るアデル。亡命後フランスに帰国したユーゴーは、アデルと再会し娘を精神病院に入れる。アデルはそこで40年を過ごし、符号化した日記を綴った。父ユーゴーは85年死亡し、フランス中が悲しみに沈んだ。娘アデルは、1915年ひっそりと死んだ。

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