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2014年7月13日 (日)

本279・・カーテン

カーテン・・アガサ・クリスティ著

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ポアロ最後の事件。
本来の殺人者(ノートン)は手を下さず、巧妙に切っ掛けを与え幾つもの殺人者と被害者を作り出す。実際に殺人を犯す本人にも気付かせず精神的に操り、自らの可虐趣味と権力欲を満たしていく。
ノートンは、尊大で横柄な母親に自己主張出来ず育ち、学校時代も体力が無く弱虫と見られた事から、母親の死後、内心では大胆で無慈悲になって、目立たず無害な自分を返上したかった。
複数の事件自体に関連性は無く、周囲に常に彼がいた事が共通項だった。ポアロは高齢に伴い心臓が弱り、ノートンの事件への関与を示す証拠が何一つ無いため、本人に直接真相をぶつける。それ以上被害者を出させないよう、その夜、彼を銃で自殺に見せ掛け(それでもフェアに、事件性ある余地を残す)殺す。翌日、ポアロは心臓の薬を遠ざけ、発作で死す。事の次第を書き残して・・

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