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2014年7月20日 (日)

本280・・オイディプス王

オイディプス王・・ソポクレス著

515ymb5snel_sx230__2テバイの王オイディプスは、国に災いを齎した先王殺害犯を追求するが、それが実は自分であり、しかも生みの母との間に子を生していた事を知るに至って、自らの目を潰し王位を退くまでを描く。その直線的な演劇手法は、アリストテレス等にギリシャ悲劇の傑作として評価される。
アポロンの神託により、やがて生まれる子の手で亡き者にされる運命と告げられたライオスは、妃イオカステとの間に一子を生すと、留金でその両の踝を刺し貫き、牧人に手渡しキタイロンの山あい深くで葬り去るよう命じる。
十数年後、ライオスは再び神託を乞うため旅立つが、その途上で殺害される。王を失ったテバイにオイディプスが現れ、秀でた知力で「スフィンクスの謎」を解き、テバイの王となり、イオカステを妻とし四人の子を儲ける。
テバイに再び災難が降り掛かり、禍の本と云える未解決のライオス殺害を追求する事に・・オイディプスは預言者から、地を汚す不浄の罪人・先王殺害者だと言われるが、謀略だとして咎人は死か追放と宣言する。
真相発見の過程で、発端の自信に満ちた誇り高い王オイディプスと、運命の逆転で打ちひしがれた弱者オイディプスとの対比が劇的。イオカステは縊死。
男子が父親を殺し、母親と性的関係を持つというオイディプス王の悲劇は、フロイトの「エディプス・コンプレックス」の語源に。

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