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2017年8月12日 (土)

本318・・椿姫

椿姫・・A・デュマ・フィス著

51qazvwjx6l_sx328_bo1204203200_ある家に纏わる物々が競売に付された。豪勢な暮らしだったが借金塗れだったとか。その女主人は若くして亡くなったそう。彼女の墓には、生前好きだった椿が枯れるのを待たず具えられている。
20歳のマルグリットは美しい高級娼婦。彼女に一目惚れしたのが24歳のアルマン。豪奢な生活に慣れたマルグリットとでは釣り合いが取れないが、熱意に押されたマルグリットはその生活を捨て彼との愛に生きようとする。
少しでも彼女の生活を助けようとするアルマンと、彼の負担になるまいとそれを望まないマルグリットは華やかな日々を退き、二人は田舎の小さな家で互いへの愛と思いやりに満ちた幸せな暮らしを始める。
その後、そんな息子の生活振りを知ったアルマンの父親が、彼女と別れるよう諭すも通じない。アルマンの留守中マルグリットはパリへ戻っていた・・彼女に会えず、以前の生活に戻った様なマルグリットを見掛けたアルマンは、別の女と関係を持ちマルグリットに嫌がらせをしたり、父親の下に帰ったり挙句には旅行に出てしまう。
彼女の肺病が重くなり明日をも知れぬ事を知ったアルマンは、彼女の下に必死で馳せ参ずるが時遅く、彼も熱病で倒れてしまう。マルグリットが残した日記を読み、あの時の別れの真相を知るアルマン。
アルマンの父親が、息子の将来とアルマンの妹である娘の婚約に触るためと称し、別れるよう影でマルグリットに通告していたのだ。
裕福な貴族の囲い者であっても、一人の女が一生涯に一度真面目な恋をし、それがために悩み、その恋ゆえに死んだのである。

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