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2019年7月27日 (土)

本325・・ハーディ短編集

ハーディ短編集・・トマス・ハーディ著

Ek0329496「アリシアの日記」・・イギリス。アリシアには二歳下の妹キャロラインがいる。しっかり者の姉と精神的に幼い妹。キャロラインは母親と共にヴェルサイユに旅するが、滞在中にシャルルという画家と婚約。すぐにも帰る筈が母親が病気になり、その後彼の地で他界。母の遺骸とキャロラインは帰国するが、その結婚は無期延期となり彼女は打ち萎れなすすべもない。

遅れて現れたシャルルとアリシアはひと目で恋に落ちる。シャルルはキャロラインへの感情は妹に対する様なものであったと気付き、アリシアに想いを伝えるが受け付けられない。アリシアは自分の心を隠し、シャルルが妹の婚約者である事、彼の気持ちに気付いたら妹は傷心の余り生きていけないだろう事を念頭にシャルルを拒む。シャルルの手紙等で案の定キャロラインは彼の気持ちが離れたのを苦に身も世も無く重く寝込んでしまう。

死にそうな妹を見かねたアリシアは、偽りで良いから結婚式を挙げてやってくれとシャルルに頼む。キャロラインが全快したらアリシアの責任の下、許可証の無い病床での結婚であったため改めて教会で式を挙げる必要がある旨を伝え、もし妹が亡くなった時は一年後に結婚をする、もし妹に心変りが有った場合異国で結婚すると約束する。

牧師の父親の留守中病床で式を挙げるが、シャルルは式後すぐに南欧に旅立ち放浪する。式後健康になりつつあったキャロラインは、帰って来ず便りも少ないシャルルを不審に思い彼の下へ。ヴェニスで追いついたアリシアはキャロラインに事実を打ち明けるが、妹は騙し討ちにあったと怒る。シャルルは、キャロラインが二人に愛想尽かししたのだから異国で結婚できる筈だと迫るがアリシアは応じない。

一同は国に戻り、キャロラインは一週間後にシャルルと挙式する。新婚旅行の出発時間が迫る中、シャルルが現れない。彼は少し離れた牧草地の堰に沈んでいた・・名誉を得、恋を捨てる・・

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