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2019年7月28日 (日)

本326・・赤い森

赤い森・・折原一著

2l 「あの家で何が起こったのか、実際のところ、誰も知らないんだ」と樹海近くの民宿の主人。「亭主が作家で、妻が画家なんだ。幼い双子の娘がいた」

十年ほど前、作家・鬼頭武彦は家族を斧で惨殺して失踪した。一人の若者が、森に入って調べた記録(遭難記)が残されていた。話を聞いた学生達は、手記を頼りに樹海に入る。目的地は、惨劇の地、山荘だ。追体験をするように山荘へ歩を進めるが、物語は騙し絵体験をさせるような入れ子構造になっている。

プロットが浮かばない哀れな作家・鬼頭は、変化を求め山荘に移り住んだのだが、いよいよ追い込まれるばかりであった。彼だけでなく、山荘へ向かうメンバーも、彼等の人間関係だけでなく、森の中を彷徨するうちに、少しずつおかしなところを見せ始めその恐怖が錯綜していく。

樹海の恐ろしさ、不気味さ・・雪に閉じ込められた「シャイニング」?

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