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2020年7月16日 (木)

本329…私の骨

私の骨…高橋克彦著

51lot7j9ell 母の死後、東北の実家を処分することに。叔父からの電話で、解体中の床下から骨が出てきたとの事。その骨壺には自分(佐藤)の誕生日が。

従兄妹の総美と会う。その昔、互いに好きだったのだが従兄妹ということで別れた。その後自分は東京で結婚したが、総美は独身のまま。

警察から骨の鑑定結果が出たとの知らせ。1~3歳の幼児の骨で、埋めたのはあなたの両親だろうと。双子の片割れでないとしたら、あなたの骨ではないか、あなたはもらわれたか誘拐されて…

叔父の家に泊まると、隠されるように有った実家の書類。柱・佐藤、呪術の家系、人柱…藩の窮地を救うため、同日生まれの者を用いるべし…2歳の時に死に掛けた時、再び呪いがと村が騒ぐなか身代わりの子供を…私のために殺された子供に何と言って謝ればいいのか…私の成長を見守りながら、その背後に殺した子供の影を常に感じていただろう両親…

東京に帰ると、総美が二人の夜のテープを送ってきたと言う妻。あの女は私を呪い続けてきたと。私たちに子供ができないのは、結婚祝いに総美がくれた人形にあると。人形の腹の中には何本もの鋭い針が…

何故総美がこんな事をしたのかどうしても理解できない、両親の思いも、何事も無いような顔をして暮らしてきた妻の気持ちも…

総美が妻を呪っていたのではなく、自分が呪われていたのではないか…見上げた自分の目には妻の顔がまるで見知らぬ女に見えた。女は私を見下ろして冷たく笑った…

 

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